美しい日本の山々を四季折々さまざまなコースからご案内します。 【BSP4K】木曜 午後7時30分 ・ 【BS】月曜 午後5時30分
静岡県・伊豆半島の中央部に位置し、10km以上にわたって山々が連なる「天城山(最高峰・万三郎岳1406m)」。火山が生み出した造形を楽しむ、春の山旅。 案内は、登山ガイドでクライマーとしても活躍する石川貴大さん。まずは、天城山の全体像を眺めるため、東にある大室山(580m、国の天然記念物)へ。そして天城山を縦走。天城峠に近い天城山ずい道を出発。春の花を楽しみながら、“天城の瞳”と呼ばれる八丁池へ。その後、最高峰の万三郎岳、展望の良い万次郎岳へと進んでいく。また、荒々しい断崖が連なり、ロッククライミングが盛んな、半島の東側・城ヶ崎海岸にも足を運ぶ。
新潟県佐渡島「金北山」(1172m)。もともと「北山」と呼ばれていたが、江戸時代、島で金の採掘が始まり、こう呼ばれるようになった。巨樹と花々に出会う日帰り旅。 出発地は、ふもとにある寺。案内は、この寺の副住職で、ガイドもしている近藤慶太さん。緩やかな山道を進むと、清水が湧いている。周辺には、水辺の生き物たち、クロサンショウウオも。その後、ブナ林へ。近藤さんお気に入りというブナの木に込める思いとは・・・。山頂が近づくと、「ヒヨコグサ」「幽霊たけ」といったかわいらしい花々が。そして夕方、金北山は「トキ色」と呼ばれる夕焼けに染まる。
東京都の最高峰・雲取山(東京・埼玉・山梨、2017m)。東京都にある唯一の百名山でもある。そこに至る尾根道は、とても気持ちのよい絶景ポイント。尾根歩きを楽しむ。 旅をするのは、山旅文筆家の大内征さん、自然の営みや人の営みに触れる、歩き旅の魅力を研究している。今回は、奥多摩湖畔の「鴨沢登山口」を出発、東京都の水源林ともなっている森に分け入る。初日は、平将門の伝説をたどりつつ、七ツ石山へ。2日目、いったんルートを外れ、鷹ノ巣山への尾根道を行く。その後、また尾根道をたどって、雲取山へ。夜、東京の夜景を楽しんだ後、翌朝、再び雲取山に登り、日の出を見る。
“南アルプスの貴公子”と呼ばれる「甲斐駒ヶ岳(2967m、山梨・長野)」。江戸時代に切り開かれた黒戸尾根は、2200mもの標高差。日本三大急登の一つとされる。 案内は、登山家の花谷泰広さん。登山界の最高の栄誉ピオレドール賞を受賞している。今回は、1泊2日で、黒戸尾根に挑む。のっけからの急登。その先には、不自然にくぼんだ道。三合目の先には、難所の「刃渡り」が。五合目からは、最大の難所「屏風岩」、険しい道が標高差200mにわたって続く。2日目は、雪が残る斜面を進む。登り切ると、二本の剣が突き立てられた巨大な岩が。そして、甲斐駒ヶ岳の頂へ。
山をよく知るガイドやゲストの案内で、まるで自分が歩いている気分になれるようなワクワクした山旅を、美しい映像と共に伝えます。
月曜 午後5時30分
木曜 午後7時30分
月曜 午後0時30分 ・ 木曜 午前8時