美しい日本の山々を四季折々さまざまなコースからご案内します。 【BSP4K】木曜 午後7時30分 ・ 【BS】月曜 午後5時30分
家族に例えられ信仰されてきた「日光連山」(男体山=父、女峰山=母、太郎山=長男)。「日本百名山」の著者・深田久弥は、女峰山に2度挑んだが、登頂は果たせなかった。 今回は、深田久弥自身が後にまとめた手記を元に、足取りをたどる。案内は、地元で活動する、登山ガイド・森田孝道さん。出発は、家族の山をつなぐ位置にある志津乗越。まずは、大真名子山(2376m)、続いて、小真名子山(2323m)へ。深田はこの2つも「子」とみなした。深田が登頂を断念したのは、その先。悪天候の中、無理はしないと決断した。そんな深田に思いをはせながら、母なる女峰山(2483m)に向かう。
福島・山形・新潟にまたがり、東北アルプスとも呼ばれる飯豊連峰。その主峰・飯豊山(2105m)へ、江戸時代に飯豊参りのために描かれた絵図に沿って登っていく。 案内は、地元・福島県在住の登山ガイド・長谷川和之さん。御沢の登山口から森に入り、しばらくすると、「長坂十五里」という、標高差800mの長い坂が。3時間かけて登り切ると、最大の難所「剣ヶ峰」が待ち受ける。この険しい道を乗り越え、飯豊参りを成し遂げることは、かつて大人への通過儀礼とされたという。2日目、いよいよ飯豊山の核心部へ。悲しい伝説が残る「姥(うば)権現」、「お秘所(ひそ)」の岩場を越え、頂へ。
静岡県の「伊豆山稜(りょう)線歩道」、全長40kmを超える尾根道である。「天城越え」に歌われる天城峠を越え、進んでいくと、いつしか富士山が正面に姿を現す。 案内は、地元・伊豆出身の登山ガイド・金井麻美さん。幼い頃から、このルートに親しんできた。今回は1泊2日。初日、天城峠を越えた後、スギ・ブナ・アセビと移り変わる、森の情景を堪能。この日、泊まるのは、川端康成の「伊豆の踊子」誕生の地ともなった「湯ヶ島温泉」。2日目は、富士山に向かって進む。魂の山(933m)、だるま山(982m)を経由し、金冠山(816m)へ。そこには、富士山の夕景が待ち受ける。
山をよく知るガイドやゲストの案内で、まるで自分が歩いている気分になれるようなワクワクした山旅を、美しい映像と共に伝えます。
月曜 午後5時30分
木曜 午後7時30分
月曜 午後0時30分 ・ 木曜 午前8時