美しい日本の山々を四季折々さまざまなコースからご案内します。 木曜 午後7時30分
“四国の屋根”四国山地。その西側を占めるのが、石鎚山系だ。最高峰の石鎚山(1982m)は、西日本の最高峰でもある。天空の縦走路を進みつつ、四国の春を楽しむ。 案内は、登山ガイドの越智清加さん、20代の時、石鎚山に登り、そのとりこになった。今回は4泊5日で、春の石鎚山系を味わう。1日目は、縦走路の全体像を眺めるため、少し離れた西赤石山へ。周辺には、別子銅山の名残が。2日目からは、石鎚山系の「天空の縦走路」を進む。まずは、笹原が広がる「笹ヶ峰」へ。3日目は、14kmの長丁場。そして最終5日目、60mを超える2つの鎖場を乗り越えて、石鎚山の頂へと向かう。
兵庫県の南部にある「六甲山系(六甲山最高峰931m)」。半世紀前から、全56kmを歩く「六甲全山縦走」が続けられている。その道を、俳優・古屋呂敏さんがたどる。 単独行で知られる登山家がトレーニングを積んだ六甲山系。1日目、神戸市須磨区を出発。切り立った尾根が続く「須磨アルプス」を越えていく。2日目は、「摩耶山」を目指す。その頂から望む神戸の夜景は、“日本三大夜景”の一つとされている。そして3日目、「六甲山最高峰」に登り、ゴールとなる宝塚市へ向かう。周辺には、ロッククライミングや沢登りのスポットもあり、ロシア出身の山ガール・安涼奈さんが初挑戦する。
宮沢賢治が愛した、ふるさと岩手の山々。その一つが、“高山植物の楽園”と呼ばれる「早池峰山(1917m)」である。「日本百名山」の一座でもある山の魅力に迫る。 旅をするのは、スウェーデンの大自然で育ったヤンニ・オルソンさん。登山口から30分ほど歩くと、標高1400mほどで、早くも森林限界を迎える。周囲の山々には森が生い茂るこの高さで、なぜこの山にだけ森が育たなかったのか・・・?八合目を越えた所の分かれ道で、別方向にある「早池峰剣ヶ峰」にも歩を進める。その後、分岐まで戻り、お花畑を楽しみながら、早池峰山の頂へと向かう。そこには、賢治の詩の世界が広がる。
穂高連峰のピークの一つ「西穂高岳(2909m、長野・岐阜)」。のこぎりの歯のように、ギザギザの岩峰が連なる。雪深い北アルプスにありながら、冬でも登山者が訪れる。 案内は、登山界最高の栄誉「ピオレドール賞」も受賞している、山岳ガイドの馬目弘仁さん。中腹までは、通年営業のロープウエーで。その後、同じく通年営業の西穂山荘を拠点に、山頂に挑む。山頂では、絶品のラーメンも堪能する。ギザギザの岩峰は10以上、第11峰・独標(どっぴょう)、第8峰・ピラミッドピークなどを越えていく。この山には、悲しい歴史がある。1967年、落雷により、高校生11名が死亡したのである。
山をよく知るガイドやゲストの案内で、まるで自分が歩いている気分になれるようなワクワクした山旅を、美しい映像と共に伝えます。
月曜 午後5時30分
木曜 午後7時30分
月曜 午後0時30分 ・ 木曜 午前8時