2018年 バックナンバー

2018年1月12日放送 「新宿・花園神社 夢は、夜ひらく」

新宿・歌舞伎町にほど近い花園神社。師走を前にした11月下旬、境内は1年で最も賑わいを見せる。毎年60万人もの人が訪れる「酉(とり)の市」だ。商売繁盛、開運招福を願う熊手を買い求める人たち。事業規模が拡大するにつれ、毎年大きな熊手を買い続ける企業。「心の平安だ」と語るたたき上げの経営者。小さな熊手にささやかな夢を託す家族。景気の荒波を見つめてきた新宿の神社で、商売人たちの願いに耳を傾ける3日間。


2018年1月19日放送 「眠らないパン屋 聖夜の贈り物」

東京・江東区の住宅街に24時間営業のパン屋がある。バターと生クリームをふんだんに使った「デニッシュ食パン」は、1日1000本以上を売りあげる。自分で食べるだけでなく、「プレゼント」目的で買っていく人も多いという。高級なお歳暮よりも、ちょっと気が利いた贈り物が今の気分なのだ。常連客のために大量のパンを買いつけるクラブのママ。親の介護を任せている兄弟への手土産など。甘くておいしいパンの行方を探る3日間


2018年1月26日放送 「津軽海峡 年越しフェリー」

真冬の津軽海峡。青森・函館間およそ120キロを結ぶ巨大フェリーが今回の舞台。600人が乗れる広い船内にはシャワーやゲームコーナー、ベッドつきのスイートルームまで完備されている。昨年の暮れ、ふるさとに帰省する大勢の人たちがこの船に乗り合わせていた。わけあって普段は家族と離れて暮らす人。新生活に胸躍らせるカップル。人々はどんな思いで海を渡るのか。津軽海峡を北へ、南へ、3日間。海を渡るドラマを見つめる。


2018年2月2日放送 「伝説のゲーセン 大人たちの闘い」

東京・高田馬場に「ゲーマーの聖地」と呼ばれるゲームセンターがある。平日で500人、休日には1000人ものゲーム好きが訪れる。目を引くのが、ずらりと並んだ格闘ゲーム。見ず知らずの者同士が熱いバトルを繰り広げ、店内には不思議な連帯感も生まれている。「勝った・負けた」を実感したいというサラリーマン。「年齢・性別を超えた真剣勝負がたまらない」と語る女性。ゲーマーたちの知られざる戦いを追う3日間。


2018年3月2日放送 「COOL!下町 浅草・バッティングセンター」

浅草・雷門からほど近い路地裏に、ここ数年お客さんが急増中の新名所がある。巨大なグローブのオブジェが目印のバッティングセンター。外国人にもなぜか人気で、5打席しかない空間に1日数百人がやって来る。健康目的に通っている男性は、「空振りでもいい」と左右の打席でバットを振り、その隣では初めて打席に立つという外国人グループが一球一球に歓声を上げる。意外な場所で見つけたクールジャパン、その魅力を探る。


2018年3月16日放送 「渋谷 春の花から物々交換」

1本の花を手に町へ出て、偶然出会う人たちと「物々交換」を3日間続けたら、どんな人やモノに出会えるか。今回は「72時間・物々交換の旅」にチャレンジ。10年間使い続けた急須を取り出す役者志望の若者。「好きなことをやり続けたい」と語るユーチューバー。新品のメモ帳を取り出した若者は、何を書き込もうとしていたのか。「物々交換」から見えてくる意外なドラマ。72時間後にどんなモノへとたどり着くのか。

※3月16日放送時に梅と紹介した花は桜の一種でした。
   確認が不十分で大変失礼しました
 

2018年4月6日放送 「大空に飛行機を見上げて」

春、旅立ちの季節。成田空港を発着する飛行機が間近に見える「さくらの山公園」が舞台。風向きによっては、機体までの距離およそ100メートル。迫力の姿を見ようと、多い時で1日数百人がここを訪れる。大空を見上げながら、新婚旅行の思い出を語る夫婦。全国を飛び回っていた現役時代を思い出す男性。世界各地へと飛んでいく飛行機に、人は自分の人生を重ね合わせる。3月の公園で、大空を見上げる人たちの声に耳を傾けた。


2018年4月13日放送 「大都会ねずみパトロール」

都内にある「ねずみ駆除」の業者に密着。春先には月に1000件もの依頼が舞い込み、24時間体制で駆除に走り回る。繁華街の飲食店にアパート、学校や病院もあれば、お寺・大使館からのSOSも。深刻なケースではねずみがコードをかじったせいで、電話やネットが不通になることもあるという。再開発の工事や空き家問題などが拍車をかけていると言われる「ねずみ騒動」。駆除に密着し、“東京の今”をルポする。


2018年4月20日放送 「東北 春を探して 国道45号線を行く」

東北の太平洋沿岸を走る「国道45号線」が舞台。震災から7年、3月11日に仙台を出発し、道行く人々に声をかけながら北上する。道ばたの桜を眺めるのが日課だという男性。かつて自宅があった場所でひなたぼっこをする年配の女性。東北の自然に魅せられ、東京から移り住んだ研究者。復興格差も見える沿岸部の町を行き、それぞれが待ちわびる春とは何かを探る3日間。


2018年4月27日放送 「街角の法律相談所」

今回は「法律相談所」が舞台。東京・新宿の相談所には、ひとりでは解決できないトラブルを抱えた人たちが駆け込んでくる。「ネットの高額請求に悩んでいるが家族に話せない」「騒音トラブルで隣人との関係が悪化している」など、金銭がからむ深刻なお悩みから、家庭内のゴタゴタまで。弁護士に訴える相談内容からは、日常の落とし穴や人間関係のもろさも浮かび上がる。都会にあふれる相談事から、現代社会を見つめる3日間。


2018年5月11日放送 「旅する美容室」

“美容室の宅配”が急速に拡大している。介護福祉施設など、外出が難しい人々の元へ出張し、カット・パーマなどを行う「訪問美容」。「美容室の時間だけはワガママが言える」という母親や、若い頃の写真を手にこだわりの髪型をオーダーする高齢者。きれいに髪が整った自分と対面すると、表情がやわらいでくる。老いゆく体や日々の疲労に悩みながらも、「美しくありたい」と願う人たち。“美”の先にある希望を見つめる。


2018年5月18日放送 「島へ 山へ 走る図書館」

およそ2800冊の本を積んで松山市内を走るトラック。40年以上の歴史がある「移動図書館」だ。過疎が進む山間部から、フェリーに乗って島へと渡り、人々に本を届ける。全国的には少なくなった移動図書館だが、なぜか松山では利用者が増えている。定年後、趣味を見つけようと通い始めた夫婦。「いつまでも学びたい」とやってくるお年寄り。どんな人が、どんな本を借りていくのか。移動図書館に密着し、本をめぐるドラマを探る。


2018年5月25日放送 「春の日本海 ホタルイカを待ちながら」

普段は静かな富山の漁師町。春の数日間、全国から人が集まり、お祭り騒ぎのような賑(にぎ)わいを見せる。お目当ては、“ホタルイカ”。この時期、新月の前後で湾内に大量発生するのだ。ホタルイカが放つ青白い光で、浜一帯は幻想的な光景に包まれる。大きなバケツを手にイカを探す人々の表情は真剣そのもの。スマホで掲示板をチェックし、出没情報が入ればすぐさま移動する。静かな浜辺が、不思議な熱狂に包まれる3日間。


2018年6月1日放送 「大阪・西成 24時間夫婦食堂」

再開発が進む大阪・西成。町の一角に、40年以上続く24時間営業の食堂がある。店の売りは大盛りのメニューと聞き上手なマスターとママ。2人にグチや悩みを聞いてもらおうと、絶えることなくお客さんがやってくる。仕事を求めて西成にたどり着いたという派遣社員の男性。子育てに悩むシングルマザー。かつて、この店でバイトをしていた男性は、いつか子どもにも働いて欲しいと語る。小さなカウンター越しに交錯する人間劇場。


2018年6月8日放送 「1円パチンコに哀歓あり」

2018年6月8日放送 「1円パチンコに哀歓あり」

宮城県石巻周辺の国道沿いに、パチンコ店が密集するエリアがある。店内には「1円パチンコ」など低貸玉の台がずらりと並ぶ。震災後、息子夫婦のもとに身を寄せたが、家にいづらくてパチンコを始めたという70代の女性。「パチンコは人と話さなくて良い」と語る就職活動中の男性。台に向かうことなく、休憩コーナーで1日を過ごす人も。知らない人には分からない、パチンコの世界。ごう音の中のつぶやきに耳を傾ける。


2018年6月15日放送 「百貨店 化粧品フロアの女たち」

2018年6月15日放送 「百貨店 化粧品フロアの女たち」

業績が低迷する百貨店業界で、唯一売り上げを伸ばしているのが「化粧品」部門だ。昨年は前年比17%増、5000億円を突破した。有名ブランドがそろう名古屋の老舗デパートでは、1日2000人の客がこだわりの化粧品を購入する。「自分と向き合える唯一の時間」と語る30代の主婦。「化粧は戦闘服」と語る経営者。女性たちは「どうありたい・どう見られたい」と考えているのか。静かな熱気であふれる化粧品フロアに密着する。


2018年6月22日放送 「秋田“いのちの温泉”に集う人々」

2018年6月22日放送 「秋田“いのちの温泉”に集う人々」

さまざまな病を癒やすと言われる秋田の秘湯・玉川温泉。一歩足を踏み入れると、岩だらけの荒涼とした風景が広がり、あちこちから湯煙や硫化水素ガスが噴き出している。ここを訪れる人の多くは、がんを発症し、闘病中の人々。全国各地から岩盤浴のために1週間ほど過ごしていく。彼らの表情や会話はどこか明るい。病を癒やすためにこの地を訪れ、何度も通ううちに「何のため、誰のために生きるのか」という問いと向き合うようになる


2018年7月13日放送 「バク転教室 明日に向かって跳べ!」

2018年7月13日放送 「バク転教室 明日に向かって跳べ!」

後ろにくるりと一回転。なぜか今、通い始める人が増えているという「バク転教室」が舞台。子どもたちに混じって、会社帰りのサラリーマンや主婦がマットの上で悪戦苦闘している。ジャッキー・チェンにずっと憧れていたという40代の男性。娘にかっこいいところを見せたいお父さん。仕事で役に立つのではないかと通い始めた若い女性の姿も。くるりと回れば、人生も好転する!?ちょっと変わった習い事教室の3日間。


2018年7月20日放送 「日本ダービー大行列」

2018年7月20日放送 「日本ダービー大行列」

10万人以上の観客が詰めかける、年に1度の競馬の祭典「日本ダービー」。舞台となる東京競馬場では、開門を待ちきれない大勢のファンで長蛇の列ができる。その先頭は1週間以上前から並ぶという。亡き妻との思い出を語る人。職場の人間関係に疲れた人。決戦の日が近づくにつれ、行列では不思議な連帯感も生まれる。わずか2分半のレースのために、とてつもなく長い時間を過ごす人々。どんな思いで、どんな過ごし方をするのか。


2018年7月27日放送 「命を運ぶ 大病院の引っ越し」

2018年7月27日放送 「命を運ぶ 大病院の引っ越し」

東京オリンピックの年に建てられた、歴史ある総合病院の引っ越しに密着。新しい病院までは、わずか250メートル。ただし、医療行為がストップしないよう、たった1日で全ての入院患者を移送しなければならない。さらに、ベッドや医療機器など2tトラック250台分の荷物も分刻みのスケジュールで運び出す。この日のために、半年以上前から打ち合わせを重ねてきた医師や看護師たち。一体何が起きるのか、大プロジェクトを追う。


2018年8月3日放送 「さよなら! 私の愛した百貨店」

2018年8月3日放送 「さよなら! 私の愛した百貨店」

6月、地元・名古屋で愛されてきた老舗百貨店が75年の歴史に幕を下ろした。かつては、中部以西で最大の売り場面積を誇った店も、バブル崩壊後は苦境に陥っていた。慣れ親しんだ店との別れを惜しむ常連たち。一方、従業員の中には次の仕事が決まっていない人も多く、複雑な思いを抱えていた。客のほとんどが「親しみやすい」と答え、市民にとっては「当たり前にあった場所」。最後の時をどう迎えるのか、閉店までの3日間を追う。


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