木曜 文学の世界

この番組は、古今東西の名作や受賞やベストセラーで話題になっている作品をいち早く取り上げ鑑賞すると共に、著者の生き様や作品が出来るまでの知られざるエピソードを講師の解説により丁寧に辿っていきます。

2019年7月~9月放送予定

「宮脇俊三の紀行文学を読む」

講師:小牟田 哲彦(こむた・てつひこ)作家

鉄道紀行を文芸の一つのジャンルとして確立させた作家・宮脇俊三が、デビュー作『時刻表2万キロ』を引っ提げ彗星のようにデビューしてから既に40年の月日が経ちます。淡々と汽車に乗り、旅を通じてその土地、その土地の歴史を語りかけていく作品は、今も時を超えて鉄道ファンのみならず一般の読者をも魅了し続けています。
今回のシリーズでは、鉄道に関する多くの本を著している作家の小牟田哲彦さんが宮脇作品をジャンル別に分類し、それぞれの分野における代表作について朗読を織り交ぜながら13回にわたり解説します。

出演者プロフィール

小牟田 哲彦(こむた・てつひこ)作家。1975年、東京生まれ。早稲田大学法学部卒業、筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻修了。日本及び東アジアの近現代交通史や鉄道に関する研究・文芸活動を専門とし、紀行作品や論文を多数発表。2016年、『大日本帝国の海外鉄道』(東京堂出版)で第41回交通図書賞奨励賞受賞。日本文藝家協会、鉄道史学会会員。他の著書に『鉄馬は走りたい―南北朝鮮分断鉄道に乗る』(2004年・草思社)、『全アジア航路を行く』(2009年・河出書房新社)、『鉄道と国家―「我田引鉄」の近現代史』(2012年・講談社現代新書)、『世界の鉄道紀行』(2014年・講談社現代新書)など。


第1回  宮脇俊三の年譜解説と国内紀行(1)『時刻表2万キロ』
第2回  国内紀行(2)『時刻表2万キロ』
第3回  国内紀行(3)『最長片道切符の旅』
第4回  国内紀行(4)『終着駅へ行ってきます』
第5回  国内紀行(5)『時刻表おくのほそ道』
第6回  国内紀行(6)『失われた鉄道を求めて』
第7回  海外紀行(1)『台湾鉄路千公里』
第8回  海外紀行(2)『インド鉄道紀行』
第9回  歴史紀行(1)『時刻表昭和史』
第10回  歴史紀行(2)『古代史紀行』
第11回  歴史紀行(3)『平安鎌倉史紀行』『室町戦国史紀行』
第12回  小説『殺意の風景』
第13回  宮脇俊三を語る(長女・宮脇灯子さんと対談)


2019年4月~6月放送予定

「中国古典「易経」から学ぶ帝王学」

講師:竹村 亞希子(たけむら・あきこ)易経研究家

思想哲学の書、四書五経のトップ、そして最古の帝王学の書とされてきた『易経』は、元号の明治や大正の典拠ともなった古代から読まれ続けてきた中国古典です。
易経が他の古典と異なるのは、物事の解決策が書かれていることです。
春夏秋冬を例えとする時の変化の道理は、社会情勢、人生、会社等組織の経営において等しく通じています。解りやすい読解で、変化の兆しをとらえる直観力、その大局を見通す洞察力が養われていきます。
※今回は、占いでなく、易経の奥深い言葉に触れて古代の知恵を学びます。
有名な龍の話は古代から主に帝王学として読まれてきました。今という時を見極め、兆しを観られる優れたリーダーに成長するためにどうあるべきか、を龍の成長過程にならうものです。そのほか、孫子も学んだ柔よく剛を制する道。他の能力を育む陰の力を、大地と牝馬の話や創業と守成、逆境をいかに生きるかなど学びます。

出演者プロフィール

竹村 亞希子(たけむら・あきこ)易経研究家。中国古典「易経」に基づき、企業の社長や管理職にアドバイスを行い企業経営に携わる多くの人々から厚い信頼を得ている。“易経”をベースとした「易経に学ぶ企業経営術」「リーダーの条件」「易経からみた成功と失敗の法則」などをテーマにしたセミナーや講演を中心に全国で活躍中。


第1回  易経とは 変化の書 陰と陽 兆しを観る 時中と時流 元号の出典から
第2回  龍が教える帝王学1 確乎不抜の志を打ち立てる~潜龍の時代
第3回  龍が教える帝王学2 大人との出会い 基と型を作る~見龍の時代
第4回  龍が教える帝王学3 技の創出へ 創意工夫によって本物の技を磨く
第5回  龍が教える帝王学4 洞察力を養う シミュレーションの時
第6回  龍が教える帝王学5 社会に大きな恵みをもたらす時~飛龍の時代 龍と雲
第7回  龍が教える帝王学6 晩節を汚さないための出処進退~退く者の役割
第8回  坤為地1~牝馬と大地に学ぶ限りない包容力
第9回  坤為地2~柔よく剛を制す~他の能力を引き出す陰の力
第10回  創業と守成~子狐に学ぶ
第11回  逆境をいかに生きるか 水に学ぶ 苦しみから逃げてはいけない
第12回  さまざまな卦(時)に生き方の知恵を学ぶ
第13回  易経の有名なことば~虎の尾を履む・君子豹変・楽天知命

Page Top