第3回は「院政期の歌人たち・新しい風景へ」と題して、平安時代から鎌倉時代への転換期に登場した二人の歌人「源経信」と「源俊頼」を紹介します。「源経信」は風景を描きながら、その中に遠近感や深さを感じさせ、自らの心情をも投影する和歌を多く詠みました。また息子「源俊頼」もその影響を受け、音や動きを取り入れた名歌を残しています。国文学研究資料館館長・渡部泰明さんが先進的な作風を開拓した二人について語ります。
第2回は「王朝の宮廷女房歌人」と題して、宮廷に仕えた女流歌人たちが詠んだ和歌を通して、当時の日々の暮らしや恋愛模様、そして心の交流などを読み解いていきます。国文学研究資料館館長・渡部泰明さんは、今回3人の歌人を取り上げました。歌集・和泉式部集で知られる「和泉式部」、源氏物語を著した「紫式部」、中古三十六歌仙の1人として有名な「赤染衛門」の3人です。それぞれの歌人の表現力や世界観について語ります。
この番組では、時事的なニュース及び科学・医療分野などで話題になっているタイムリーなテーマを随時選び、1回の放送につき60分にわたりその道の第一人者にじっくりとお話を伺っていきます。
毎週日曜 午後8時
翌週日曜 午前10時