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~6月号~「老舗が仕掛けるブランド改革」

「老舗なのに知られていなかった」。
危機感を覚え、立ち上げた新ブランドが大ヒットしたお菓子メーカー。
ブランド改革成功のコツは、若手社員に任せ、老舗の看板をあえて出さないこと。
「知らない」を味方にした改革についてお伝えしました。

長年、売れ行きが減少傾向にある工芸品をブランド改革することによって立て直そうとする奈良の老舗企業も。
その改革の方法は工芸品を「普段使いの道具」として、現代のライフスタイルに合うようにすること。
まず、工芸品メーカーに商品開発のコンサルティングを行い、さらには自社店舗で販売します。
老舗の麻問屋が「工芸品の総合商社」へ。
日本の「老舗」の生き残りをかけたブランド改革についてご覧いただきました。

壺ナビゲーター:浜本広晃(漫才師)

【放送】2018年6月24日(日) 総合テレビ 午前 7時45分〜 8時25分

あみだ池大黒

「岩おこし」で知られる200年以上続く大阪の老舗。
しかし、守ってきた「おこし」は、「固い」「ちょっと古い」と若い世代から敬遠されがちでした。
そこで、新ブランド開発を決意。
「おこしを知らない」層にアピールするためあえて老舗の看板は出さず、「おこし」を知らないがゆえに先入観がない若手社員に開発を任せました。
「知らないを味方にする」というのがツボでした。
またパッケージ、売り場、商品、などの売り方は若手に任せる一方、味については社長が責任を持つことで、伝統の根幹は守りながら新しいブランドを成功させました。

中川政七商店

「奈良晒」の問屋として300年以上の歴史を持つ老舗は、全国の工芸品メーカーから選りすぐりの商品を仕入れて販売する『工芸品の総合商社』へ転身。
元は長年扱ってきた麻や綿といった素材を現代の生活に合うように開発した「ふきん」がきっかけでした。
そのノウハウを元に、工芸品メーカーのブランド改革をコンサルティング。
工芸品の美しさや技術は残しながら、現代のライフスタイルにあった商品に。
今では、売上は、自社商品だけを販売していた時よりも5倍アップ。
工芸品という狭い業界でメーカー同士「競争」するのではなく、魅力ある商品を作る仲間として、「共に走れる」仲間になるというツボをお伝えしました。


放送後記

アナウンサー 渡邊佐和子

老舗が多い関西地域。しかし、今回のテーマは、老舗でなくても参考になる名言がたくさん飛び出しました。

自分たちのブランドは何なのか?何が根幹になっている会社なのか?強みはどこにあるのか?という、

根本的な問いから生み出された新たな挑戦には、それを的確に見極めた小林社長と中川会長の判断がありました。

老舗だけでなく、これから老舗になる会社のみなさんにも、きっとヒントになったのではないでしょうか。

200年続いてきた会社で、別ブランドを立ち上げたのは初めてだという、菓子メーカー。

大切にされていた「暖簾は絶えず作り直していくもの 暖簾にあぐらをかくことなく日々新た」という言葉には、

「伝統はイノベーションで続く」という真山の目につながる、強いメッセージがありました。

会社だけでなく、一人の人間、個人としても、日々新たに!を胸に、千里の道も一歩から、頑張りましょう!

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