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~9月号~「上海に“美ジネスチャンス”」

12兆円といわれる巨大な中国の美容市場に食い込もうと、中国の流行発信地・上海に関西企業が相次いで進出しています。
大阪の化粧品会社は新商品販売のためにネット界を席巻するインフルエンサーを起用、女性たちの心をつかもうとしています。
男性向け化粧品を得意とする会社は男性の美容意識の高まりに着目。
現地のニーズを徹底調査することで独自のスキンケア商品を開発しました。
巨大市場に挑む3つの企業の戦略を伝えます。

【放送】2018年9月30日(日) 総合テレビ 午前 7時45分〜 8時25分

ナリス化粧品

本社は大阪市福島区、1932年の創業以来、植物性の材料を使うなど安全な化粧品づくりを大切にしてきました。
日本国内では訪問販売や店舗販売などで業績を伸ばしてきましたが、中国ではネット通販に力を入れています。
とりわけ最近はワンホン(網紅)と呼ばれるインフルエンサーを起用して製品の安全性や品質を消費者に伝えることに力を注いでいます。
去年販売した紫外線を防ぐスプレーは日本の20倍以上の売り上げにつながりました。
中国での美容への関心は増加するとみていて、売り上げの拡大を図ろうとしています。

ダダ

美容師である社長の竹村仁志さんが1994年に創業したサロンです。
2006年にアジアナンバーワンを目指して上海に進出しました。
上海では「日式」といわれる日本仕込みの技術やサービスで知られる美容サロンの草分けとして知られています。
事業を拡大するうえでの課題は、“日式”を身につけた中国人美容師の育成でした。
“見て覚える”日本式から、つきっきりで育てる中国人の考え方にあわせた方式にすることで育成が少しずつ軌道にのり
現在は上海とその近郊で3店舗に拡大、他の大都市への進出も計画しています。

マンダム
1927年創業、大阪市中央区に本社がある化粧品メーカーです。
日本国内ではおよそ150種類の商品を販売、特に男性向け商品で大きなシェアを持っています。
上海にはグループ会社のマンダムチャイナを設立、店舗やネットでの販売のほか市場調査、商品企画を行っています。
会社の戦略として力を注いでいるのは、その土地で生活する人々のニーズを深く掘り下げること。
中国でも消費者への調査を重ねたうえで“美顔効果”を期待できる男性用スキンケア商品を新たに開発して販売するなど、独自の商品展開を図っています。

壺ナビゲーター

IKKO (美容家)


放送後記

放送後記

アナウンサー 渡邊佐和子

「顔値」というショッキングな言葉…
「イケメンが求められるのは、社会的なニーズだ」と言い切る上海ボーイには、驚きました!
IKKOさんが根掘り葉掘り、そして“華麗に”取材してきてくださり、
上海の人々の美に対する意識の高さ、「どんだけ~!?」でしたね。

今回の真山の目は、「一歩先のないもの探しを極める」。
日本にあって、上海にないもの。まだまだありそうだなーと思いつつ、極めるのは難しい。
でも、番組でご紹介した3社のお話を伺うと、
丁寧にニーズをリサーチした上で、
日本の技術を上手にアレンジしている戦略が見えてきました。

日本の技術や商品、サービスがアジアのスタンダードになる日も近いかもしれません!
そして、ルソンの壺は、また海外リサーチを通して、
関西の企業の取り組みをご紹介していきますよ~!

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