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~10月号~「眠れる“宝”を地方で発見!~食ビジネスの新レシピ~」

食欲の秋到来。今回は“売りにならない”と見過ごされてきた地方の魅力を掘り起こし、成長している会社を紹介。
弱みを強みに変換するモノの見方の「壺」とは?
 
人通りがない、駅から遠い・・。同業者が避ける場所に出店、成長している大阪の会社があります。
最大のメリットは賃料を抑えて広い空間を借りられること。店作りは周辺を徹底調査。
「客に合った居心地の良さ」を反映し、チェーン店とは異なるサービスを目指しています。
美味しい冷凍食品を作りたいと新技術で冷凍機を開発した奈良の会社は、地方の産地の「輸送に時間とコストがかかる」というニーズに応えました。
さらに、機械メーカーにもかかわらず、自ら冷凍の食品加工会社を立ち上げました。
真山の目は、いずれも「一見、非常識」に見えるが、理念に立ち戻っていることから『非常識を常識にする秘訣は基本重視』と読み解きました。

壺ナビゲーター:浜本広晃(漫才師)

【放送】2018年10月28日(日) 総合テレビ 午前 7時45分〜 8時25分

バルニバービ

人通りが多い、駅に近い。飲食店を開くなら常識のロケーション。
しかし、その真逆を行き、成長している大阪の会社があります。
社長の佐藤裕久さんは、そんな「バッドロケーションは“グッド”の宝庫」だと言います。
賃料が安く広い空間が確保できるからです。その分、人が集まる店作りに力を注ぎます。
じっくり周辺環境を見極め、場所ごとのお客のニーズに合わせた居心地の良さを提供するのです。
例えば、子ども連れが多い場所では、ベビーカーで入れる広い通路を作ります。

都会のみならず、地方でも出店をしている佐藤さん。
地方では一時的な人気で終わらないようその土地ならではの魅力を発掘し、「地元を味方につける」ことが大切だといいます。
大津では一年かけて地元の声を拾い、その声に応える店を出店しました。
真山さんは「通る人がいるから店を作るのではなく、人の流れを変える店を作っている」と読み解きました。

菱豊フリーズシステムズ

次世代の冷凍技術「プロトン凍結」を開発したのは、二宮一就さん。
磁力・冷風・電磁波を使うことで食材に含まれる水分の大きさをコントロールしながら凍らせるので、鮮度や味を保つことができるそうです。
その冷凍機は大都市から遠い産地が導入し、輸送コストを減らすことにつながっています。
さらに二宮さんは、「食材の販路が欲しい」という取引先の要望に応えて、冷凍食品の加工会社を設立。
産地から冷凍した食材を沖縄の工場に集めて、そこで冷凍品に加工し国内外に販売しています。
一般的には機械が売れたら終わりなのに、販売先のニーズからビジネスの可能性を見出した二宮さんを
「技術者の目と経営者の目がある」と真山さんは分析しました。


丸大食品 西浦珠央さん

わが社のルーキー

丸大食品 西浦珠央さん

今回のルーキーはハムやソーセージなどの製造・販売を行う会社で働く西村珠央さん、27歳。
入社して3年、人の認知機能の低下予防が期待される成分などの研究・開発に携わっています。
そんな西浦さん、実は「メモ魔」。メモしたものは別のノートに清書するほど。
イラストも加え、自分の知識になるように、そして後輩へ教えるときにも役立つようにしているといいます。
展示会でも来場者への説明を任されるようになった西浦さん。
「食は誰でも必要なもの。だから誰の力にでもなれる。将来は自分で商品を開発して多くの人に食べてもらいたい」と夢を語ってくれました。


放送後記

放送後記

アナウンサー 渡邊佐和子

なんか行きたくなってしまう素敵なお店に、美味しさをそのまま届ける魔法のような凍結技術。
今回ご紹介した2社は、「それ、無理でしょう~?」ということを乗り越えて、
ビジネスを着実に成功に導いていました。

真山の目は、「非常識を常識にするひけつは、基本重視」
本来の目的はなんなのかということを自問自答しながら、基本姿勢をもっと重視すべきということでした。

佐藤さんの飲食店では、「人を呼ぼう。この店があるから人が集まるんだ。」という発想。
二宮さんの凍結技術は、「美味しいものの冷凍は、もっと美味しくなるはずだ」という出発点に帰っていましたね。
何事も基本が大事。派生していくものに気がとられがちになりますが、ここは一つ、
みなさんも、本来何のためにしているのかに、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
ルソンの壺も、基本にかえって、愚直に楽しく、ビジネスの壺をお届けしてまいります!

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