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~6月号~「知的財産権でデザインを守れ!」

アウトドア用品メーカー、ロゴスコーポレーション。斬新なアイデアで開発した商品は初心者やファミリー層に人気。商品を知的財産権で守りブランド力を高める戦略に迫る。

大阪市に本社を置くロゴスコーポレーションは初心者やファミリー層をターゲットに気軽に楽しめるアウトドア用品を開発。こたつ布団に変身する寝袋、煮込み料理と焼き物が同時に作れるグリルなど、斬新なアイデアが盛り込まれています。アイデアを守るためにフル活用しているのが「知的財産権制度」。模倣を防ぐと商品の信頼性が保たれ、ブランド力の向上につながっていくそうです。“ブランド”を育てる秘けつを伝えます!

壺ナビゲーター:浜本広晃 (漫才師)

【放送】2019年6月30日(日) 総合テレビ 午前 7時45分〜 8時25分

メインコーナー

ロゴスコーポレーション 社長 柴田茂樹さん

初心者やファミリー層向けにアウトドア用品を開発してきたロゴスコーポレーション。
便利・おしゃれ・お手ごろ価格で売り上げを伸ばしてきました。開発した商品は「知的財産権」として保護されるよう特許庁に出願・登録し、模倣商品が作られないように努めてきました。権利を持っていることで大手企業とも対等に向き合えるだけではなく、商品への信頼が高まりブランド力が付いてくるのです。そのブランド力はロゴの使用権を売るライセンス販売というビジネスへ展開しています。

わが社の働く知恵

会社の近くにあるロッジ風の建物「ロゴスラボ」は、研修用に使われる他、動画撮影、バーベキュー大会などが行われる憩いの場。バーベキュー大会は自社商品を試すだけではなく、社員同士の交流の場にもなっています。

イノベーションの芽

培ったブランド力でロゴの使用権を販売するライセンスビジネスに乗り出しています。自社では手がけない商品などにロゴを使用してもらうことで認知度が上がるメリットがあります。また、ファミリー層をターゲットにする異業種の企業からもコラボの依頼があり、カフェなど、ビジネスの幅が広がる可能性を得ています。


ベンチャー企業コーナー

株式会社カンブライト
社長 井上和馬さん

食材の廃棄ロスに注目し、京都で缶詰作りをプロデュースする会社。一個から缶詰を作ることが可能です。社長の井上和馬さんは「海外で売れれば、日本の食が元気になる。それには長期保存ができる缶詰が良い」と発想。小ロット生産のため価格では勝負できないため、同社では、高付加価値の缶詰を開発・製造しています。現在は、小規模の缶詰工場自体をパッケージとして販売、協力工場にするビジネスにも乗り出しています。こうした協力工場をネットワーク化し生産力の向上を目指しています。


わが社のルーキー

関西外国語大学
教務部 劉婧茹(リュウ セイジョ)さん

今回のルーキーは関西外国語大学・教務部で働く劉婧茹(リュウ・セイジョ)さん。中国大連市出身の28歳。大学生の時、関西外国語大学に留学、その後大学院を卒業し教務部に就職しました。日本留学で苦労した時、学校のスタッフが助けてくれた事に感動し、自身も同じ境遇の人を助けたいと大学職員になりました。優しく頼れるお姉さん的存在で、学生から学業や進路について相談も受けています。学生たちと一緒に成長し、グローバル社会に貢献できる人材になるのが彼女の夢だそうです。


コメンテーターの真山仁さんに、「真山の目」に込めた思いと、収録を終えた感想を語ってもらいました。

真山の目

知財を守る 意味を知れ!!

最近、知的財産権や知財という言葉をよく耳にしますが、その本質や、なぜ守る必要があるのかということについてはよく知られていません。

一般的に知財は先端技術や発明を守るものであり、大手企業が手掛けるものというイメージがあります。
実際はどんな企業であれ、創意工夫をして創り出した製品やサービスを、自分たちの自信や誇りとして守っていかなくてはならないのです。その積み重ねが、結果としてブランド力に繋がります。

このブランドという言葉もなかなかやっかいです。
ロゴや社名を連想しがちですが、ブランドの裏打ちとしてあるのは、長年かけて企業が磨きをかけ守り続けてきたものであり、一言でいうと信頼がどれだけあるかということだと思います。

知財について考える際に、知財を守る意味について、番組を見ている方にも再認識していただけたらと思いました。

真山の目
知財を守る意味を知れ!!

もっと真山の目

今回は私自身の認識が間違っていたと気づきました。
正直に言って、柴田さんの会社が、高級品でもプロ仕様の品でもない製品に対して、多大な努力を払って知財を守ろうとしていることがとても不思議でした。
だから今回、初心者や家族向けに工夫しながら作ってきた商品だからこそ、知財を守らなければいけないのだと気づけたことは発見でした。

柴田さんの会社には、企業が知財を守るためのヒントがありました。
新たな仕事が増えることを厭わず、商品を開発した担当者が知財を守るという責任感。
そして必要な時には訴訟にまで乗り出すという社長の決断力。

こうしたことを経営者が有言実行し徹底していくことが必要ですが、実際にはできない会社が多いと思います。
柴田さんの会社はぶれずにきちんとやってきたことが、結果を出している秘密ではないかと思いました。

もっと真山の目
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