NHK大阪ホールで開催している「NHK上方落語の会」。昭和36年から始まって330回を超えるこの会は、上方落語の本格の芸を楽しんでいただける会として好評をいただいています。
この会で収録した、今、聞いていただきたい味わい深い話芸をじっくりと堪能していただけるのがこの番組です。旬の若手の噺家から、ベテラン噺家、そして上方落語界を代表する重鎮の落語家まで、多彩な出演者がとっておきのネタを披露。そして、落語に興味を持つゲストが実際に落語会を見て、落語の楽しさ、おもしろさをお伝えします。
笑いと涙の人情噺から爆笑創作落語まで、バラエティー豊かな内容でお届けし、落語をよく知らない人にも、寄席にいるかのように、落語の魅力を感じていただける番組です。

放送予定

※放送日時・内容は変更・休止になる場合があります。

1月25日(金)

今回は、12月6日にNHK大阪ホールで開催した「NHK上方落語の会」から、
笑福亭喬介さんと笑福亭由瓶さんの落語をお送りします。ゲストは、笑福亭喬介さんです。

笑福亭 喬介(しょうふくてい・きょうすけ)

笑福亭 喬介(しょうふくてい・きょうすけ

喬介さんは1981年、大阪府堺市の生まれ。
2005年6月に三喬時代の七代目松喬師匠のもとに入門。
聞く人の心をなごませる陽気な声の持ち主で、笑い声も魅力的です。
今回お聞きいただきますのは、太鼓持ちの悲劇(?)を描いた『太鼓腹』。
(小佐田定雄)

 

「太鼓腹」(たいこばら)

我流で鍼をはじめた若旦那。
野菜ではなく人間に鍼を打ちたいと、太鼓持ちの繁八を呼び出した。
打たれた繁八、まったく痛くなく若旦那の腕前を誉めていると…。

 





笑福亭 由瓶(しょうふくてい・ゆうへい)

笑福亭 由瓶(しょうふくてい・ゆうへい

由瓶さんは1971年、兵庫県丹波市の生まれ。
1997年10月に鶴瓶師匠のもとに入門。
いつも手を抜かない汗いっぱいの熱演ぶりが好評です。
客席全体をすぐに「友達」にしてしまう魔力は師匠譲りかもしれません。
今回お聞きいただきますのは、昔なつかしい大道芸を題材にした『ガマの油』。
(小佐田定雄)

 

「ガマの油」(がまのあぶら)

往来で大声を張り上げているガマの油売り。
あらゆる傷を治すという塗り薬を名調子の口上で売り切った。
しかし、その儲けた金で大酒を呑んでしまい…。







笑福亭 喬介(しょうふくてい・きょうすけ)
【ゲスト】笑福亭 喬介(落語家)



 


1月18日(金)

今回は12月6日にNHK大阪ホールで開催した「NHK上方落語の会」から、
笑福亭つる吉さんと笑福亭銀瓶さんの落語をお送りします。ゲストは、笑福亭喬介さんです。

笑福亭 つる吉(しょうふくてい・つるきち)

笑福亭 つる吉(しょうふくてい・つるきち)

つる吉さんは年齢、出身地ともに謎。
2017年12月に鶴笑師匠のもとに入門した五番弟子。
師匠と違い古典落語一筋で修業中の若手です。
今回お聞きいただきますのは『いらち俥』。
彼にしかできない独特の演出もお楽しみに。
(小佐田定雄)

 

「いらち俥」(いらちぐるま)

急いでいる男が捕まえた俥の車夫は足自慢の勢いのいい車夫。
目の前を電車が横切ろうとしているのが見えると、
俥のスピードを緩めずに…。

 


笑福亭 銀瓶(しょうふくてい・ぎんぺい)

笑福亭 銀瓶(しょうふくてい・ぎんぺい)

銀瓶さんは1967年、神戸市の生まれ。
1988年3月に鶴瓶師匠のもとに入門。
当初はタレントを目指していたが、落語の魅力に目覚めました。
2005年からは韓国語落語にも挑戦しています。
最近はピアノと歌に凝っていて、ライブ活動も行っているマルチなお人です。
今回お聞きいただきますのは、百人一首の落語風解釈が楽しい『ちはやふる』。(小佐田定雄)

「ちはやふる」

百人一首の在原業平の歌の意味を娘に聞かれて困った男が、
町内の物知りのところへやってくる。
適当に誤魔化そうとするが、男は引き下がらず、
ついに珍解釈が始まって…。

 




笑福亭 喬介(しょうふくてい・きょうすけ)

【ゲスト】笑福亭 喬介(落語家)

きょうも“THE 笑福亭”と題した「NHK上方落語の会」からの放送です。
笑福亭つる吉さんと、笑福亭銀瓶師匠の出演です。
 
まずは、笑福亭つる吉さん。
この人は笑福亭の一門で、いちばん「師匠に似てる」人です。
師匠は、笑福亭鶴笑師匠ですが、声も似てますし、動きも似てますし…。
ちなみに、私自身も師匠に声が似ているとよく言われます。
でも、そもそも落語家は師匠のことが好きで好きで入門するわけですから、
多かれ少なかれ、誰もが師匠に似ていて当たり前とも思うんですが。

つる吉君のきょうの演目は「いらち俥」でした。
こんなこと言うとナンですが、しゃべっているのは鶴笑師匠ですが、
観ているうちに、すべてつる吉君がやっているように見えてくるんですね。
すごい芸です。
 
さて、後半は笑福亭銀瓶師匠です。
この人は笑福亭で、いちばん「まじめ」な人です。
先輩に対しても後輩に対しても、必要なことを意見することができる人です。
そして言いっぱなしではなく、ちゃんとフォローもされますし。
ブレない、芯の強さがある人です。

銀瓶師匠のネタは「ちはやふる」でした。
物知りの男が歌の意味を尋ねられる噺でしたが、
私が後輩から落語のことを聞かれたり、
人生について尋ねられたりすることは、無いですねぇ。自慢ではないですが…。
聞かれるといえば、「どうやって生活してるんですか?」ぐらいですか(笑)。
 
さて、次回も笑福亭の落語がつづきます。私の落語もありまーす。

1月11日(金)

今回は12月6日にNHK大阪ホールで開催した「NHK上方落語の会」から、笑福亭 鶴笑さんのパペット落語と
笑福亭 鶴笑さん、笑福亭 喬介さん、小佐田定雄さんによる「六代目・笑福亭松鶴師匠 生誕百年祭」をテーマにした鼎談をお送りします。
 

笑福亭 鶴笑(しょうふくてい・かくしょう)

 笑福亭 鶴笑(しょうふくてい・かくしょう)

鶴笑さんは1960年、兵庫県の生まれ。
1984年に六代目松鶴師匠のもとに入門。
自ら編み出したパペット落語を引っ提げて日本全国だけでなく、
全世界に「RAKUGO」を広めました。
2018年には師匠・六代目松鶴の生誕百年祭を実行委員長として企画。
成功に導きました。
今回お聞きいただきますのは、パペット落語の代表作『立体西遊記』。
(小佐田定雄)

 

パペット落語「立体西遊記」(りったいさいゆうき)
漫才などの演芸に押され、落語が廃れていく。
そんな危機感を抱いた鶴笑さんが
若い人からお年寄りまで皆んなに楽しんでもらえる落語を、
と考案した自作の人形を駆使しするパペット落語。
物語は、おなじみの孫悟空の活躍劇。

  



笑福亭 喬介(しょうふくてい・きょうすけ)
【ゲスト】笑福亭 喬介(落語家)

 
きょうから3週にわたりまして“THE 笑福亭”と題した
「NHK上方落語の会」からの放送です。
笑福亭喬介とお付き合い願います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 
さて、きょうは笑福亭鶴笑師匠の特集です。
鶴笑師匠は笑福亭の中でもとても「ユニーク」で独特な方です。
あれだけ高座で動く人はいないと思うんです。
ハメモノもないにもかかわらず。
きょうの演目は、パペット落語の「立体西遊記」でした。
ソデで聴かせていいただいてたんですが、
もうほぼすべてこのネタ覚えてます。
いちばん最初に作られたパペット落語だそうです。
 
落語のあとには、「六代目松鶴 生誕百年祭」を中心に
鶴笑師匠に話をうかがいました。
昨年9月に行なわれた生誕百年祭の総合プロデューサーを鶴笑師匠が務めて、
笑福亭が全員集まるという快挙が起こりました。
最初は、「あいつが来るんやたっらいかへん」とか
「個々にやったらええやん」とかまとまらなかったそうですが、
鶴笑師匠が先輩の師匠方に頭を下げて回ることで、
最後には「鶴笑、お前の思うようにやれ」となったのだそうです。
 
鶴笑師匠がパペット落語をはじめたのは、松鶴師匠が亡くなった後なので、
ご覧いただくことはなかったそうです。
ただ松鶴師匠がおっしゃっていたのは、
「落語家がやることは、みな落語や」ということだったそうです。
 
さて、次回もお付き合い願います。


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