第4回は「鉱物の色」と題して、顔料や岩絵具に使われる発色する鉱物を取り上げます。鉱物には「自色」という主成分の色が見えているタイプと、微量に含まれる副成分によって色づいて見える「他色」というタイプがあります。例えば、孔雀石(くじゃくいし)は主成分の銅が緑色を出しています。国立科学博物館地学研究部研究主幹・門馬綱一さんが多色性や変色する鉱物など、さまざまな鉱物の性質と色との関係性について解説します。
第3回は「身近なところで使われている鉱物」と題して、国立科学博物館地学研究部研究主幹・門馬綱一さんが、ガラスや水晶、金銀鉱石など身近にある鉱物の使われ方やそれぞれの特徴について解説します。また、変わった鉱物として白い綿毛のように見えるモルデン沸石や美しい藍鉄鋼、緑マンガン鉱、円筒鉱なども取り上げます。さらに、レアメタルやレアアースの種類や生成の過程などについても、最新情報をお伝えします。
この番組では、地球温暖化、大地震の起こるメカニズム、宇宙開発、IPS細胞など一見わかりにくい科学や環境の話題をその道の第一人者が新鮮な切り口でわかりやすく解説していきます。
毎週金曜 午後8時30分
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