ラジオやテレビで、町角で。いつも空気のようにあって、聴かなくても、頭の中で自然と流れてくる歌。皆さんにもそんな歌がありませんか。この番組ではそんな歌のことをあれこれ考えます。
ただし、毎回1本の番組で考えるのはたった1曲のことだけ!
これまで、ありそうでなかった“理屈抜きに理屈好き”の知的な音楽探究番組の第8弾です。

2019年1月2日(水)午後7時20分~(FM)

番組紹介

毎回1本の番組でたった1曲のことだけを考える「しりすぎてるうた」。
アバ「ダンシング・クイーン」、キャロル「ファンキーモンキーベイビー」、渡辺美里「My Revolution」、ワム!「ラスト・クリスマス」、プリンス「パープル・レイン」、デヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス」、チャック・ベリー「ジョニー・B・グッド」に続く第8弾!

今回は豪華2本立て。伝記映画も話題のクイーン「ボヘミアン・ラプソディ」と、遠藤賢司さんの「不滅の男」。100分にわたってこの2つの曲のお話を繰り広げます。

「ボヘミアン・ラプソディ」は言わずと知れたクイーンの代表曲。シングル曲としては異例の6分間近い長尺に、目まぐるしい展開とドラマチックなメロディが詰め込まれた名曲です。異常なインパクトがあるがよく分からない、しかしノリまくってしまう…、奇抜さではない確かな仕事の手触りがあちこちに。そしていったいこの曲では何が歌われているのかもわかりにくいのです。そんな数多くの謎をひもときます。

「不滅の男」もまた遠藤賢司さんの代表曲。こちらにも一人の「男」の人生が歌い込まれていますが、演劇的な含みがあるクイーンとは違い、この「男」は遠藤さんそのもの。そこには遠藤さんの音楽や映画や文学への幅広い好奇心が織りなすサウンドと、強いメッセージが込められています。お亡くなりになって1年。この機会に、遠藤さんの「不滅」ぶりを考えます。

この2つの「うた」を、細馬宏通さん、安田謙一さんの2人が語り尽くします。
作品の成り立ちや背景、歌詞の解釈、メロディと言葉の関係、歌唱と編曲の構造など、分析と蘊蓄と解釈、そして妄想を総動員。
緻密にして豪快な切り口、知性の向こうに「しょーもない」ことを愛してやまないお二人の呑気さな語り口に、笑いながらあっという間に時間が過ぎていくはず!

聞けばかならずやその曲の聞こえ方や意味が激変、「知らないこと」「知りたいこと」「知らなくていいこと」が大量に分かる知的音楽探究!

今回は、それぞれの曲に豪華なコメントゲストが登場!
「ボヘミアン・ラプソディ」は、この曲を愛して止まないオペラ歌手の錦織健さんが!クラシックの音楽家ならではの視点と発見を満載しつつ、あふれるクイーン愛を語ってくれます。
「不滅の男」は「遠藤賢司研究会」通称エンケンケンの会長こと音楽評論家の湯浅学さんが登場。長年の「研究」と妄想と遠藤さんとの直接のおつきあいから導いたお話を聞かせてくれます。

なお、事前に「ボヘミアン・ラプソディ」と「不滅の男」を何度も聞いて「しりすぎてる」状態で、手元に歌詞カードを置いて頂きますと、よりお楽しみ頂けると思います。

出演者

細馬宏通(滋賀県立大学教授)

細馬宏通(滋賀県立大学教授)

会話や日常作業における声と動作の研究を行う一方で、さまざまなメディアに関する論考を行っている。著書に「介護するからだ」、「うたのしくみ」、「ミッキーはなぜ口笛を吹くのか」、「今日の『あまちゃん』から」など。バンド「かえる目」では作詞・作曲、ボーカルを担当。また「かえるさん」として、神戸の「音遊びの会」への参加の他、ミュージシャンとの共演、共作多数。

安田謙一(音楽評論家)

安田謙一(音楽評論家)

正式な肩書きは「ロック漫筆家」。CD監修・作詞・DJなども手がける。特異すぎる視点と飄々とした語り口でファンも多い。「ピントがボケる音」「なんとかと なんとかがいた なんとかズ」など、著書も多数。最新の著作は生まれ育って今も暮らす神戸のあれこれを書き下ろした「神戸、書いてどうなるのか」。

【コメントゲスト】

「ボヘミアン・ラプソディ」…錦織健(オペラ歌手)
「不滅の男」…湯浅学(音楽評論家)

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