ラジオやテレビで、町角で。いつも空気のようにあって、聴かなくても、頭の中で自然と流れてくる歌。皆さんにもそんな歌がありませんか。この番組ではそんな歌のことをあれこれ考えます。
ただし、毎回1本の番組で考えるのはたった1曲のことだけ!
これまで、ありそうでなかった“理屈抜きに理屈好き”の知的な音楽探究番組の第7弾です。

番組紹介

毎回1本の番組でたった1曲のことだけを考える「しりすぎてるうた」。
アバ「ダンシング・クイーン」、キャロル「ファンキーモンキーベイビー」、渡辺美里「My Revolution」、ワム!「ラスト・クリスマス」、プリンス「パープル・レイン」、デヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス」に続く第7弾!

今回お送りするのは、チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」。
ジョン・レノン曰く「『ロックンロール』という言葉をあえて言い換えるならチャック・ベリーだ」。彼の代表曲こそ「ジョニー・B・グッド」といっても差し支えないでしょう。ロック・ミュージシャンたちが打ち合わせなしで「最後に何か一緒にやる?」定番であり、ロック界では知らぬ人のいない名曲中の名曲です。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のハイライトで演奏されることもあり、実は知らずに聞いている方が多い1曲でもあることでしょう。

印象的なギターのイントロ、軽快なメロディ。ストーリー仕立ての歌詞。シンプルで簡潔、それでいて数々の創意工夫と味わい深い豊かな表現が込められています。そして、スタンダード化したカバー・バージョンと、ベリー自身のオリジナルの音源のニュアンスの違いも注目すべきものがあります。

この「誰もが知っている」、だけど「知った気になっているうた」を、細馬宏通さん、安田謙一さんの2人が語り尽くします。
作品の成り立ちや背景、歌詞の解釈、メロディと言葉の関係、歌唱と編曲の構造など、分析と蘊蓄と解釈、そして妄想を総動員。
緻密にして豪快な切り口、知性の向こうに「しょーもない」ことを愛してやまないお二人の呑気さが覗く語り口に、笑いながらあっという間に時間が過ぎていくはず!

聞けばかならずやその曲の聞こえ方や意味が激変、「知らないこと」「知りたいこと」「知らなくていいこと」が大量に分かる60分の知的な音楽探究!

なお、事前にチャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」を何度も聞いて「しりすぎてる」状態で、手元に歌詞カードを置いて頂きますと、よりお楽しみ頂けると思います。


出演者

細馬宏通(滋賀県立大学教授)

細馬宏通(滋賀県立大学教授)

会話や日常作業における声と動作の研究を行う一方で、さまざまなメディアに関する論考を行っている。著書に「介護するからだ」、「うたのしくみ」、「ミッキーはなぜ口笛を吹くのか」、「今日の『あまちゃん』から」など。バンド「かえる目」では作詞・作曲、ボーカルを担当。また「かえるさん」として、神戸の「音遊びの会」への参加の他、ミュージシャンとの共演、共作多数。

安田謙一(音楽評論家)

安田謙一(音楽評論家)

正式な肩書きは「ロック漫筆家」。CD監修・作詞・DJなども手がける。特異すぎる視点と飄々とした語り口でファンも多い。「ピントがボケる音」「なんとかと なんとかがいた なんとかズ」など、著書も多数。最新の著作は生まれ育って今も暮らす神戸のあれこれを書き下ろした「神戸、書いてどうなるのか」。


★「パープル・レインのすべて」ふたたび!

昨年放送し、好評を頂いた「しりすぎてるうた」、プリンス「パープル・レイン」について語り尽くした「パープル・レインのすべて」が、「ジョニー・B・グッドのすべて」に先行して再放送になります!「しりすぎてるうた」ってどんな番組?と思われた方も、ぜひ!

放送:2017年8月12日(土)午後10時~10時45分(FM)

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