より感じる、を目指す ナレーションのないドキュメンタリー
「説明よりも感じるものを」ナレーションのないドキュメンタリーの不定期シリーズです
ナレーションのないドキュメンタリー「ノーナレ」。京都の街をひそかに彩る“山野草”。はかなくも美しいその姿は“女優”-ひと花に交錯する人々の思いを見つめた。 自然の命で客人をもてなす京都。料亭、茶屋、喫茶店…そこに生けられるのは日本に自生してきた山野草や花木だ。「梅花黄蓮(ばいかおうれん)」「雪割一華(ゆきわりいちげ)」-数日たてば店先で生を終える、はかない命。それを支えるのは「花守」とよばれる職人たちだ。その技は「秘薬」と称される歴40年の職人。4000鉢を超える花を自宅の畑で育てる若き職人。雪降る冬から芽吹きの春、花に身を捧(ささ)げた黒子の物語。