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放送予定


再放送予定


放送予定

・中国地方先行放送
8月1日(火)午後7:30 [総合テレビ]

・全国放送 ※一部地域をのぞく
8月5日(土)午後3:05 [総合テレビ]


まもなく放送
ヒロシマ8.6ドラマ
『ふたりのキャンバス』
青春疾走編


キャスト

小芝 風花(柳井里保 役)

【役柄紹介】
広島市の高校の美術コースに通うごく普通の16歳。絵は好きだが、描くのが遅い。要領が悪い自分に不満はあるが、何かきっかけさえあれば大きく成長できるかもしれないという期待もある。絵が上手く、大人びた雰囲気をもつ奏美に憧れ、一緒に「原爆の絵」に取り組むことにする。

【出演にあたって】
被爆された方からお話を聞き、高校生が当時の忘れがたい“あの日”を描く。広島の基町高校で実際にこういった取り組みを行なっていると知り、とても驚いたのと同時に、今までこの取り組みに参加した皆さんの気持ちや想いを、少しでも取りこぼさないように慎重に演じたいなと思いました。
原爆を経験していない高校生たちが、どう受け取り、感じ、絵を完成させるのか。そして被爆された方と向き合う事で、周りの人との関係性がどう変わるのかなど、精一杯伝えられるよう
頑張りたいと思います。

④画像左寄せ

小芝風花・プロフィール
1997年4月16日生まれ、大阪府出身。2012年女優デビュー。2015年に第57回ブルーリボン賞新人賞、第24回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。2016年NHK連続テレビ小説「あさが来た」で主人公白岡あさの長女、千代役を演じ好評を博す。主な出演作はドラマ「早子先生、結婚するって本当ですか?」(フジ)「下剋上受験」(TBS)、映画「魔女の宅急便」「ガールズ・ステップ」「天使のいる図書館」など。いま活躍を最も期待される女優の一人。


近藤 正臣(遠藤雄造 役)

【役柄紹介】
10歳の時に被爆した体験を持つ82歳。妻に先立たれ、一人暮らし。今まで一切話してこなかった被爆体験の証言を最近になって始めた。自分の記憶の中の光景を高校生が絵に描いてくれると聞き、興味をもって依頼することにした。

【出演にあたって】
被爆者と高校生
老人と少女
語る者と描く者
原爆が落ちたその日 眼に焼き付けた情景 忘れとうても忘れられん
それを絵にしてもらえんかのう
少女はひたすら聴き ひたすら描く
半世紀以上の年の差を超えて
その絆は結ばれるのか

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近藤正臣・プロフィール
1942年2月15日、京都府生まれ。1966年、今村昌平監督作品「人類学入門」でデビュー。TBS「柔道一直線」出演をきっかけに、テレビ・舞台等で活躍。NHKでは、連続テレビ小説「瞳」「カーネーション」「ごちそうさん」「あさが来た」、大河ドラマ「龍馬伝」、「陽炎の辻シリーズ」などに出演。去年の大河ドラマ「真田丸」での、家康を天下取りに導いた名参謀・本多正信役の好演が記憶に新しい。


中村 ゆりか(窪 奏美 役)

【役柄紹介】
里保と同じ美術コース1年のクラスメイト。学業・美術ともに成績優秀で、周囲から一目置かれているが、寡黙で大人びた雰囲気から近寄りがたいと思われている。一緒に「原爆の絵」に取り組む里保に、少しずつ心を開き始める。

【出演にあたって】
「奏美」は、理解されたいけどされたくない、そんな複雑な性格もただわがままだと感じさせず、繊細に生きている女の子です。
高校生が、実際にお話を聞き、被爆された方の記憶を頼りに、原爆の絵を完成させていくことは、聞く方も話す方も精神力が必要だと思いました。目をそらさずしっかり向き合って描いた絵は、いつまでも誰かの心に響いていく。被爆体験を語る方たちのより深いところにある思いが伝わってほしい、そんな思いを持ち、高校生が積極的に取り組んでいくことに意味が感じられる作品だと思います。

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中村ゆりか・プロフィール
1997年3月4日生まれ、神奈川県出身。2011年女優デビュー。NHK連続テレビ小説「まれ」や新春スペシャルドラマ「富士ファミリー」で好演し、幅広い年代から人気を集める。2016年放送の広島発地域ドラマ「舞え!KAGURA姫」では主人公を神楽の世界へ導く重要な役を見事に演じきった。実力派女優として今後の活躍が期待される。


大浜 直樹(大野 稔 役)
1970年生まれ。NHKドラマでは「チェイス~国税査察官」「新選組血風録」、2014年放送の広島発地域ドラマ「戦艦大和のカレイライス」などに出演。広島県出身。

安部 洋花(根本知子 役)
1994年生まれ。連続テレビ小説「ごちそうさん」「マッサン」「あさが来た」「べっぴんさん」などに出演。

興津 正太郎(高嶋 陸 役)
1996年生まれ。連続テレビ小説「ごちそうさん」「あさが来た」、特集ドラマ「喧騒の街、静かな海」などに出演。

林 英世(弁当屋の金子 役)
1963年生まれ。連続テレビ小説「カーネーション」「ごちそうさん」、三重発地域ドラマ「ラジカセ」などに出演。


制作にあたって

脚本家からのメッセージ

終戦時24歳だった父方の祖父は苛烈な人で、周囲から恐れられていた。隣に住んでいたが、遊んでもらった記憶はない。「前を歩いていた仲間が地雷で粉々になったんだよ」と何度か私につぶやいたことがある。戸惑った私は聞き流すふりをした。夏になると戦友が訪ねてきていたのを思い出す。祖父にとって特別な人たちなのだということは、子供でも分かった。

過酷な体験の話を聞くことは、「あの日」に戻って語る人の傍に立つことだ。基町高校の生徒たちは、被爆者の方から話を「上手く」聞こうとはしない。まだその術を知らないから、大人のように自分を守らない。全身で自分の無力感を受けとめる。まぶしかった。

私が彼女たちと同じ年齢だった頃、祖父は亡くなった。見舞いでは、二人きりなのが気詰まりで、毎回まともな話もせずに病室を後にした。一人でいる寂しさを思いやる力もなく、あきれるほど幼かった。生徒の描いた「原爆の絵」を見ながら、私がしなかったことを思った。祖父の長い戦後と、まとっていた緊張感を思った。

こんなに時間がたってからようやく気付いた。私につぶやいたのは、脳裏に焼き付いて離れない、祖父の「あの日」だったのだ。

中澤 香織


作曲家からのメッセージ

里保は、いまを生きるありふれた高校生。飛び抜けた能力があるわけでも、何か特別な事情を持ち合わせているわけでもない…これは、そんなひとりの若者の、等身大の物語。その真っ直ぐさ、素直さ、若さゆえの空回り…みずみずしくもあり、微笑ましい可笑しみも内包する里保の、若者としてのありのままの姿を丁寧に音に紡ぐのが、まず出発点でした。

そんな里保が向き合うことになった、想像をはるかに超える72年前のあの日。記憶をたぐり寄せて必死に伝えようとする雄造と、きちんと向き合えずなかなかそこに近づけない里保。ふたりの隔たりを紡ぎだすために心に浮かんだのが、被ばくピアノという存在でした。

現代のストーリーですから、もちろん被ばくピアノの音が物語のメインになることはありません。ですが雄造と同じように72年の歳月を経ていまなお声を持つピアノの音は、「あの日」の失われつつある記憶を手繰り寄せるための手がかりとして大きな力になってくれるのではないかと考えたのです。心静かにピアノと向き合い、長時間対話を重ねた中で生まれたフレーズが物語には散りばめられています。それはきっと、ピアノが私に分け与えてくれた72年間の記憶のかけら。物語をご覧になる中で、そこにも静かに耳を傾けて頂けたら幸せです。

最後になりましたが、被ばくピアノに出会わせて下さいました調律師の矢川光則さんと、所有者でいらっしゃったカズコさんに、改めまして心から御礼を申し上げます。

小林 洋平


演出からのメッセージ

「わからないけど、わかりたい」「伝わらないかも、でも伝えたい」

この言葉は、原爆の絵に取り組む基町高校の生徒たちと被爆体験証言者に取材をする中で浮かんできたものです。完全にわかり合うことはできないけれど、お互いが努力することを諦めなければ、確かに何かが伝わる。100点をこえる基町高校の生徒が描いた「原爆の絵」には、その努力の積み重ねが塗り込められ、独特の迫力を生んでいます。

見たこともない70年以上前の出来事を絵に描くことで、想像力を乱暴に鍛えられることになる高校生。それは、「原爆の絵」を描いたということにとどまらない、より深い変化をもたらすことになる。その変化をドラマとして描き、伝えたい。それがこの「ふたりのキャンバス」制作の出発点です。自分の小さな想像力を超えようとジタバタする少女の物語をご覧下さい。

熊野律時


ロケ日誌

ドラマ「ふたりのキャンバス」・試写会報告

7月25日(火)に渋谷放送センターで試写会を実施しました。

つづきを読む>>


番組情報

番組概要

高校生が被爆体験証言者の記憶にある印象的な場面を描く「原爆の絵」。
10年前から広島市立基町高校で行われている取り組みを題材にしたドラマを制作します。


あらすじ

広島市の高校の美術コースに通う()()(小芝風花)は、憧れのクラスメイト(かな)()(中村ゆりか)が、「原爆の絵」に取り組むと聞き、自分も参加することにする。被爆体験証言者の記憶に強く残っている場面を聞き取り、何度も打ち合わせを重ねて1年がかりで1枚の油絵を仕上げていく。里保が担当することになったのは、雄造(ゆうぞう)(近藤正臣)。原爆の落ちた日、家族を失い、燃える家を見つめていた時のことを絵にしてほしいと言う。自分の日常とはかけ離れた話をどう描いていいか分からない里保。高校生が自分の話を絵にすることができるのか半信半疑の雄造。対話を重ねるうちに、少しずつお互いを知っていく二人。里保は、奏美とも被爆体験を絵にすることの難しさを共有しながら親しくなっていく。雄造とも、奏美ともわかり合えるようになってきたと思った矢先、里保の言動が、二人との関係を危うくすることに・・・
自らの想像を超える体験をした人を分かろうと努力することで、成長していく高校生の姿を瑞々しく描き出す物語。


撮影期間

5月中旬~下旬 (広島市内オールロケ)


制作

【 脚 本 】
中澤 香織 (FMシアター「ミラーボール」、「婚礼、葬礼、その他」ほか)
【 音 楽 】
小林 洋平(NHKドラマ「チャンス」、「はぶらし/女友だち」、FMシアター「風に刻む」(文化庁芸術祭大賞受賞)、NHKスペシャル「世界遺産 富士山~水めぐる神秘~」ほか)
【 演 出 】
熊野 律時 (NHK広島放送局)
【制作統括】
田中 意澄 (NHK広島放送局)


関連番組

高校生が描く“原爆の絵”
~ヒロシマ8.6ドラマ「ふたりのキャンバス」の舞台裏~

7月14日(金)午後7:30~ 総合テレビ〈中国地方向け〉

「ふたりのキャンバス」は高校生が被爆者の記憶に刻まれた光景を描く「原爆の絵」が題材。ドラマのモデルとなっているのは、広島市立基町高校美術部の生徒たち。
番組では、ドラマの舞台裏と合わせて、基町高校の生徒と被爆者の活動を取材。「ふたりのキャンバス」の主人公・里保と被爆者・雄造の心の交流の源泉を探り、被爆体験の継承に求められるものはなにか、見つめます。

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被爆72年・夏の「ヒロシマ」特集番組について