難解と思われがちな“現代音楽”。でも扉を開けば、想像を超える面白さ、本能を揺さぶられる 何かが発見できるはず。作曲家・西村朗さんと未知の世界を冒険して下さい。

「現代の音楽」は、作曲家の西村朗さんの分かりやすい解説で、現代音楽の魅力を紹介しています。

9月4日と11日は、現代音楽の歴史に重要な足跡を残した作曲家を特集する、シリーズ「21世紀への潮流」。8月と9月は4回にわたり旧ソ連出身の作曲家アリフレド・シュニトケ(1934~1998)を取り上げます。
シュニトケは、ドイツ系ユダヤ人を父としてソ連に生まれ、ウィーンとモスクワで音楽教育を受けたのち、1990年までソ連に留まりました。その作風は伝統的な作曲手法をベースにしながらも、西側の前衛的技法を積極的に盛り込んだもので、オペラ、交響曲、室内楽から映画音楽まで幅広いジャンルにわたる作品を残しました。シュニトケは1990年にドイツ・ハンブルクに移住し、98年同地で亡くなりますが、既に1980年代から世界中の音楽家によって演奏されるようになりました。
第3回(4日)は「多様式技法の成立」というテーマで合奏協奏曲第1番ほかを、第2回(11日)は「独自のファンタジー、その多彩な成果」というテーマで3人の協奏曲ほかを聴きます。

9月18日と25日は、6月28日に東京オペラシティコンサートホールで行われた「N響ミュージック・トゥモロー」を2回にわたってお楽しみいただきます。このコンサートは、日本で最も歴史ある作曲賞として知られる尾高賞のその年の受賞作品と、N響による委嘱作品を中心にプログラムが組まれます。今年は権代敦彦の尾高賞受賞作品と、大胡恵の新作などが演奏されました。
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