難解と思われがちな“現代音楽”。でも扉を開けば、想像を超える面白さ、本能を揺さぶられる 何かが発見できるはず。作曲家・西村朗さんと未知の世界を冒険して下さい。

「現代の音楽」は、作曲家の西村朗さんの分かりやすい解説で、現代音楽の魅力を紹介しています。

6月5日と12日は、現代音楽の歴史に重要な足跡を残した作曲家を特集する、シリーズ「21世紀への潮流」。6月と7月は4回にわたりアメリカの作曲家ジョン・ケージ(1912~1992)を取り上げます。
ケージは、若い頃ヨーロッパで音楽、美術、建築を学び、アメリカでシェーンベルクに作曲を師事。第二次大戦後アヴァンギャルドの代表的存在となりました。その音楽は偶然性、図形楽譜、非西洋的な要素などを取り入れ、従来の音楽の定義を覆すもので、当初は激しい非難を受けましたが、戦後の現代音楽に決定的な影響を及ぼしたのでした。
今回は日本のケージ研究の第一人者、音楽学者の白石美雪さんをゲストに迎え、西村さんとの対談形式でケージの多面的な特徴を明らかにしていきます。第1回(5日)は「打楽器音楽とプリペアド・ピアノの発明」、第2回(12日)は「東洋思想に出会って」というテーマでケージの代表作を聴きます。

6月19日と26日は、4月19日に東京オペラシティリサイタルホールで行われた、サックスの上野耕平によるリサイタルを紹介します。上野さんは1992年生まれ。2011年、日本管打楽器コンクール、サクソフォン部門第1位、2014年、アドルフ・サックス国際コンクール第2位などの実績を持つ若手の注目株です。今回のリサイタルは全て無伴奏で、超絶技巧と特殊奏法が要求される現代音楽の難曲の数々を見事に吹きこなし、鮮烈な印象を残しました。
Page Top