難解と思われがちな“現代音楽”。でも扉を開けば、想像を超える面白さ、本能を揺さぶられる 何かが発見できるはず。作曲家・西村朗さんと未知の世界を冒険して下さい。

らじる★らじる NHKネットラジオ
「現代の音楽」は、作曲家・西村朗さんの分かりやすい解説で現代音楽の魅力を紹介しています。

10月4日と11日は『武満徹とNHK』のシリーズ。
2020年は、武満徹の生誕90年という節目の年。10月8日(誕生日)にその記念すべき日を迎えることから2回にわたってお送りします。
ほぼ独学で作曲を学び、西洋音楽に日本の伝統音楽を取り入れた独自の世界を展開。管弦楽、室内楽、合唱、電子音楽、映画音楽、ポップソングまで多岐にわたる作品を送り出し、世界的な名声を獲得しました。そんな武満徹が、テレビ番組、とりわけNHKの番組のために作曲した作品をここに取り上げる意義は何でしょうか。
作曲家・西村朗さんはこう断言します。「武満徹の音楽はすべての作品に固有の芸術的創意が注がれており、その霊感の源は、映像を含む視覚世界、詩的な言語世界、そして世界の伝統音楽を含めた音響世界の三つ。まさに“感性の三位一体”。そうした意味で、それら三位一体が具現化されたテレビ番組という形態は、武満徹の芸術の真価がいかんなく発揮されたジャンルといえる」と。
本来、大衆向けであるはずのテレビ音楽に、芸術的妥協の一切ない音楽を書き続けた武満徹。親しみやすい旋律、美しい和声に秘められた“世界のタケミツ”とはいかなるものか。2回にわたり西村朗氏が熱く語ります。


10月18日と25日は、好評をいただいた番組のアンコール放送をお楽しみいただきます。
2020年2月18日に東京オペラシティ・リサイタルホールで開催された「B→C山澤慧チェロ・リサイタル」の模様を2回にわたりご紹介します。
「B→C(ビートゥーシー)」は「バッハからコンテンポラリーへ」を意味するコンサートシリーズの名称で、バッハの作品と現代作品を両輪とし、演奏家が自由にプログラムを組むことが特徴です。
チェロの山澤慧は東京芸術大学大学院を修了し、第11回現代音楽演奏コンクール第1位、第24回朝日現代音楽賞受賞など、現代音楽のスペシャリストとしてのキャリアを積み重ねている。今回のリサイタルで演奏される現代作品はすべて山澤から作曲家への委嘱作品であり、それらは「バッハのプレリュードに繋がる作品」をテーマとしている。「B→C」の真価を堪能できる内容として注目されたコンサートを、山澤氏をトークゲストに招いてお送りします。
Page Top