難解と思われがちな“現代音楽”。でも扉を開けば、想像を超える面白さ、本能を揺さぶられる 何かが発見できるはず。作曲家・西村朗さんと未知の世界を冒険して下さい。

「現代の音楽」は、作曲家の西村朗さんの分かりやすい解説で、現代音楽の魅力を紹介しています。

8月7日と14日は、現代音楽の歴史に重要な足跡を残した作曲家を特集する、シリーズ「21世紀への潮流」。8月と9月は4回にわたり旧ソ連出身の作曲家アリフレド・シュニトケ(1934~1998)を取り上げます。
シュニトケは、ドイツ系ユダヤ人を父としてソ連に生まれ、ウィーンとモスクワで音楽教育を受けたのち、1990年までソ連に留まりました。その作風は伝統的な作曲手法をベースにしながらも、西側の前衛的技法を積極的に盛り込んだもので、オペラ、交響曲、室内楽から映画音楽まで幅広いジャンルにわたる作品を残しました。シュニトケは1990年にドイツ・ハンブルクに移住し、98年同地で亡くなりますが、既に1980年代から世界中の音楽家によって演奏されるようになりました。
第1回(7日)は「強烈な個性の開花」というテーマで弦楽四重奏曲第1番ほかを、第2回(14日)は「独創域へ」というテーマでバイオリン・ソナタ第2番ほかを聴きます。

8月21日と28日は、5月29日に東京オペラシティコンサートホールで行われた「武満徹作曲賞本選演奏会」を2回にわたってお楽しみいただきます。武満徹作曲賞は若い作曲家によるオーケストラ作品の新作に贈られる賞で、毎年一人の作曲家が審査を行うのが大きな特徴です。今年は日本作曲界の重鎮一柳慧が審査を担当、本選には四つの作品が残りました。
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