当代一流の演者による話芸の「粋」をじっくりお楽しみください
古今亭菊之丞さんの落語「愛宕山」をお送りします(令和6年4月14日(日)収録)【あらすじ】江戸っ子の幇間(ほうかん)一八は、旦那のおともで京都に遊びに来ている。ある日、旦那が京都の芸人や芸者衆を引き連れて、愛宕山に登ると言い出した。一八は山登りなど朝飯前、と大口をたたくのだが、慣れないこととてへとへとに。ようやく中腹の茶店についたところで、今度は土器(かわらけ)投げに挑むのだが…
一龍斎貞心さんの講談「鎌倉星月夜」をお送りします(令和6年1月26日(金)収録)【あらすじ】鎌倉幕府 三代将軍、源実朝のころ。奥女中取締役の松島は十九歳、美しく和歌にも秀でていた。執権・北条相模守義時の次男、次郎朝時(ともとき)がこの松島に一目惚れをした。恋文を何度も送るのだが、まったく相手にされない。ついに朝時は殿中で松島を襲おうとするが、これを止めたのが朝比奈三郎義秀であった…
笑福亭松喬さんの落語「近江八景」をお送りします(令和6年4月4日(木)NHK大阪ホールで収録)【あらすじ】ある男が「紅梅という女と夫婦になる口約束をしたが、本心が気になり仕方がない」というので、占ってもらうことに。すると易者は「女は別の男へ逃げてしまうので、あきらめたほうがよい」と言う。納得のいかない男は「『近江八景』がよみ込まれた手紙を女からもらった。これを読んでもう一度占ってくれ」と頼むが…。
「日本の話芸」は、当代一流の演者による「落語」「講談」を毎回一席ずつ紹介する番組です。「東京落語会」や「上方落語の会」などで収録する選りすぐりの東西の話芸をじっくりお楽しみください。
毎週日曜 午後2時
毎週金曜 午後1時40分