なつかしい「あの人」の、珠玉の言葉がよみがえる
(c)日本放送協会
去年11月に亡くなった山田太一さん。「男たちの旅路」や「ふぞろいの林檎たち」など名作ドラマの脚本を数多く手がける。市井の人々の日常を見つめ、人間や時代を描いた。 山田さんは昭和9年東京生まれ。大学卒業後、松竹に入り、木下惠介監督の助監督として映画を制作した後、脚本家として独立する。昭和47年に連続テレビ小説「藍より青く」を担当。昭和51年からの「男たちの旅路」では、社会問題を浮き彫りにして反響を呼ぶ。中流家庭の崩壊を描いた「岸辺のアルバム」や劣等感を抱いた若者の群像劇「ふぞろいの林檎たち」など放送史に残る作品を執筆。晩年は東日本大震災をテーマに取り組んだ。
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今年2月に亡くなった元文部大臣の赤松良子さん。女性キャリア官僚の草分け的な存在で、旧労働省で男女雇用機会均等法の成立に尽力するなど、女性の地位向上に力を注いだ。 赤松さんは昭和4年大阪生まれ。東京大学法学部卒業後、旧労働省に入る。53歳のとき婦人少年局の局長に就任し、男女雇用機会均等法の法案作りを担当。企業側と労働者側の根回しや調整などに奔走し、昭和60年の均等法成立に中心的な役割を果たす。さらに、ウルグアイ大使や日本ユニセフ協会会長としても活躍。80歳を過ぎてもなお、女性の国会議員を増やすための団体を設立し、法律の制定に奔走するなど、精力的に活動した。
NHKに残る膨大な音声映像資料から歴史に残る著名な人々の珠玉の言葉を今によみがえらせ、永久に保存・公開する「日本人映像ファイル」を目指す番組です。
毎週土曜 午前5時40分