2011年放送内容(総合 毎週木曜 午後10時~10時45分)

7月28日(木)

第1回 患者の訴え「腰が抜けた」

リストラにあった44歳の男性。「突然腰が抜けた」と訴え、娘と共に病院へやってきた。
【ドクターG】長崎大学大学院 医師・池田正行
【ゲスト】 高橋英樹、スザンヌ

~横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)~
脱水、急激な運動、また飲酒や薬の副作用などにより筋肉の細胞が破壊されることで筋肉痛や脱力感が表れ、次第に筋力減退や体のしびれといった症状を引き起こす病気。筋肉の細胞が破壊されると、細胞内にあるミオグロビンというタンパク質が血中へ流れ出し、腎臓を通して尿中に排泄されるため、尿の色が赤っぽくなる。症状によっては痛みを感じないこともある。軽度の場合は点滴をして安静にすることで完治するが、ミオグロビンが腎臓内にたまると、腎不全を引き起こす可能性がある。

8月4日(木)

第2回 患者の訴え「肩こりと吐き気」

異常な「肩こりと吐き気」を感じていくつかの病院を回っていた48歳の男性。ついに仕事中に倒れてしまった。
【ドクターG】福井大学医学部附属病院 医師・林 寛之
【ゲスト】 光浦靖子、細川茂樹

~椎骨動脈解離(ついこつどうみゃくかいり)~
頸部にある椎骨動脈の血管の内側が裂けてしまい、その隙間に詰まった血の固まりが一気に脳へと向かって流れ出し、さらにその先にある血管を詰まらせる。今回の症例は、血の固まりが詰まっては症状が出て、溶けると症状が消えるといったことを繰り返していた。

8月11日(木)

第3回 患者の訴え「めまいがする」

54歳の主婦。物忘れが激しくなり、不安な気持ちをドクターGに訴える。
【ドクターG】水戸協同病院 医師・徳田安春
【ゲスト】 柳原可奈子、假屋崎省吾

~甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)~
首にある甲状腺という臓器から出る甲状腺ホルモンの分泌量が減少し、生命活動が全般的に低下してしまう病気。甲状腺ホルモンは全身のエネルギー活動を促すホルモンのため、このホルモンの分泌が少なくなると、全身に様々な症状が現れる。主な症状は、むくみ、全身の倦怠感(けんたいかん)、脱毛、皮膚の乾燥、食欲低下など。

8月18日(木)

第4回 患者の訴え「胸が痛い」

「胸が痛い」と訴える35歳のOL。痛みをこらえて働いていたが、ついに電車内で倒れてしまった。
【ドクターG】沖縄県立中部病院 医師・金城光代
【ゲスト】 高木美保、村上知子(森三中)

~異所性子宮内膜症による気胸(いしょせいしきゅうないまくしょうによるききょう)~
子宮内膜組織が子宮以外の場所にできてしまう病気。今回の症例の場合は、子宮内膜組織が肺・胸膜にできてはがれたために、肺に穴をあけ、結果、気胸を併発した。(なぜ組織が子宮以外の場所にできるのか、確かなことはわかっていない)

9月15日(木)

第5回 患者の訴え「腹が痛い」

73歳女性の「腹が痛い」という訴え。老夫婦の穏やかな暮らしが突然の腹痛で壊される。
【ドクターG】大津ファミリークリニック 医師・谷口洋貴
【ゲスト】 安藤和津、松村邦洋

~腹直筋鞘血腫 (ふくちょくきんしょうけっしゅ)~
腹にある腹直筋についている(付随している)動脈が傷つくことで、腹直筋を包む膜(腹直筋鞘)の中に血が溜まり、血腫ができる病気。血腫が筋肉を圧迫するため、激しく痛む。腹を強く打ったり、咳をすることなどが原因。特に、高血圧で血管が弱くなっていたり、血液をさらさらにする薬を服用して出血しやすくなっている方に多く見られる。症状が軽い場合は、痛み止めを飲み出血が引くのを待つことで治るが、血腫が大きいときは血を抜く処置をすることもある。

9月22日(木)

第6回 患者の訴え「熱が下がらない」

ロック歌手を目指し、アルバイトに励んでいた23歳の女性。熱が下がらず、とうとうステージ上で倒れてしまった。
【ドクターG】洛和会音羽病院 医師・酒見英太
【ゲスト】 野際陽子、金子貴俊

~オウム病 (おうむびょう)~
「オウム病クラミジアシッタシ菌」の感染によって生ずる感染症。診断には、とくにオウムやハトなど、トリとの接触があったかどうかの問診が重要。飼育していた鳥が死んでいた場合は特に危険。飼っていなくても、ペットショップに立ち寄ったり、公園でハトと接触した、などの接触歴がある場合が多い。病気の鳥の排泄物に菌がいるといわれている。飼育しているトリから複数の家族が同時に感染し発症する家族内発生も、ときに認められる。初期は、高熱と咳(まれに咳が出ない場合もある)、のち肺炎や髄膜炎を起こすこともある。治療は、クラミジアシッタシ菌に効く抗生物質が有効。

9月29日(木)

第7回 患者の訴え「とにかく、だるい」

「とにかく、だるい」と訴える39歳男性。スーパーマーケット店長の身体をじわりじわりと病魔が襲う。
【ドクターG】名古屋大学医学部附属病院 医師・鈴木富雄
【ゲスト】 増田惠子、渡辺正行

~感染性心内膜炎 (かんせんせいしんないまくえん)~
心臓を包んでいる心膜の内側に、細菌や真菌(かび)がつき、炎症を起こす病気。亜急性(ゆっくり症状がすすむ)のものと、急性のものがある。今回の患者は亜急性で、 微熱、だるさ、寝汗などがダラダラと症状にあらわれる。この病気特有のオスラー結節などの症状が特有で、病気の決め手となることが多い。適切な抗菌薬を飲むと、治る。

10月6日(木)

第8回 患者の訴え「肩が痛い」

「肩が痛い」と訴える20歳女子大生。青春まっただ中の健康な女性を、思いがけない病気が…。
【ドクターG】千葉大学医学部附属病院 医師・生坂政臣
【ゲスト】 城戸真亜子、千原ジュニア

~フィッツ・ヒュー・カーティス症候群(しょうこうぐん)【クラミジアによる肝周囲炎(かんしゅういえん)】~
クラミジア感染症により、肝臓表面に炎症がおこる病気。ほぼ女性にのみ発症。膣から子宮、卵管などを介して、外界と腹腔とはつながっている。正常な状態では、膣内は酸性で細菌感染を防いでいる。クラミジアや淋菌が女性生殖器に感染すると膣内の酸性環境が崩れて、腹腔内へ細菌が入りやすくなる。そして肝臓表面に細菌が入り炎症を起こす。右側胸部が痛み、体を動かすと痛みが増す。右肩に放散痛(関連痛)がある。肝周囲炎にまではならないが、国内の約100万人がクラミジア保菌もしくは、感染歴があるともいわれている。抗菌剤で完治するが、放っておけば不妊になることもある。

10月13日(木)

第9回 患者の訴え「突然意識を失った」

突然意識がなくなり、緊急搬送されてきた50歳の男性。意識を失った本人に代わり、部下が状況を話す。
【ドクターG】藤田保健衛生大学 医師・山中克郎
【ゲスト】 石田衣良、渡辺満里奈

~ウエルニッケ脳症(のうしょう)~
ビタミンB1欠乏症による脳症。アルコール中毒の患者や、妊婦がつわりで、充分な食事や栄養をとれないときなどに起こりやすい。特徴的な症状は、錯乱、運動失調、眼筋麻痺。ビタミンB1は、糖質や脂肪酸の代謝に必要なビタミン。脳の神経伝達物質を正常に保つ作用や、精神安定や集中力を保つのにも役立つ。不足するとエネルギー交換がうまくいかなくなる。ビタミンB1は、食品では、豚肉に多く含まれる。
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