2016年12月11日(日)放送

山形県村山市
主 宰 坊城 俊樹(「花鳥」主宰)
ゲスト ビートきよし(タレント)、吉木 りさ(タレント)


ご当地俳句バトル

1戦目テーマ「 最上川三難所 」

1戦目テーマ:「 最上川三難所 」

日本三大急流の1つ、「最上川」。松尾芭蕉が奥の細道で俳句を詠んだだけでなく、かつて江戸時代には経済や物流の要になっていました。しかし、村山市には「三難所(さんなんしょ)」と呼ばれる難所が揃い、座礁する船が多かったと言います。そんな三難所を舟下り!まず、1つめの難所「碁点(ごてん)」。水面から出た石が碁石を並べているように見えることから名付けられています。2つめは「三ヶ瀬(みかのせ)」川底に細長い岩盤が幾筋も並び、わずかな隙間しか船は通れません。最後の難所は「隼(はやぶさ)」岩礁が川底全体を覆い、急流になっていて、三難所の中でも1番の難所になっています。江戸時代に多く運ばれていたのは紅花。しかし、三難所はあまりにも急なため、高価な紅花は船から降ろし、馬で運んだほどでした。船頭さんに伝わる舟唄も教えてもらい、「最上川三難所舟下り」をテーマに俳句を作りました。

舟唄の なまりむずかし うきねどり (吉木りさ) 急流よ みなもに映せ 冬紅葉 (ビートきよし)

2戦目テーマ「 板そば 」

2戦目テーマ:「 板そば 」

山形県でも有数のそばの産地、村山市。内陸部にある村山市は寒暖の差が大きく、そばの栽培に適していると言います。町には14件ものそば屋があり、「そば街道」と名付けられています。訪ねたのは町で一番古い創業100年以上の老舗。出てきたのは50センチほどの板の器に乗ったそば。これが村山の板そばなんです。昔ながらの黒く太いそばはコシが強いのが麺の特徴。味は、かめば噛むほどそばの甘みが増してきます。この店のこだわりは、その日使うそばはその日粉をひくこと。3代目が粉をひき、4代目がそばを打ちます。固くならないうちにゆで上げて完成です。村山では江戸時代ごろから農作業の合間やお祝いの席で皆で板そばを囲んで食べられてきたといいます。代々受け継がれる村山名物板そばを味わい、「板そば」をテーマに俳句を作りました。

そばひくや がっさんは うつすらと雪(佐藤郁良) そば打ちの こしかたぼそと ろびをつぐ (大場 ひ

3戦目テーマ「 居合 」

3戦目テーマ:「 居合 」

日本武術の1つである「居合い」。相手が攻めてきた場合に、素早く刀を抜いて攻める剣術です。実は村山市が居合発祥の地。戦国時代に親のあだ討ちのために、林崎甚助が剣術を磨き、居合を完成したと言われています。親のあだ討ちを果たしたあと、諸国に広めました。町には唯一の居合神社があり、年に1回、全国大会も開かれています。林崎居合伝承会の皆さんに演舞を見せていただき、3分で俳句を作りました。
やいば抜く 瞬間はやし 月さゆる(鈴木啓史) またたきのうち とうていの 斬られたる(山下彩乃)

テレビ句会

坊城 俊樹

今回のテーマ「 おくりもの 」

12月と言えば、お歳暮にクリスマスプレゼント、年賀状など、さまざまなものをおくったりおくられたりすることが多い季節。
そこで今回のテーマは「おくりもの」です。両チームの皆さんと主宰の坊城さんが作った俳句をご紹介しましょう!
 

わが町自慢俳句

会場で観覧いただいた方が投句した俳句の中から、入選3句と特選1句を発表するコーナー。皆さんの俳句がこちら!

青空を 丸ごと煮込む 芋煮鍋(栗原忠)

【句評】鍋に映り込んだ青空を「丸ごと煮込む」という豪快な表現をしたことが評価されました。

入選

三難所 舟で下るや そばの花

【句評】村山市を最大限にアピールしている俳句。最上川の岸辺にあった白いそばの花の美しさを表現したことが評価されました。

こしきだけ スーパームーンと 初雪だ
【句評】スーパームーンと初雪というめったに見られないものを取り合わせているのがすばらしい。
しんそばや すする老舗の はり太し

【句評】新そばなのに太い村山のそばと梁太しという老舗の歴史を感じさせる言葉とを取り合わせたことが評価されました。

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