2017年1月15日(日)放送

主宰・坊城俊樹

栃木県高根沢町
主 宰 坊城 俊樹(「花鳥」主宰)
ゲスト ガッツ石松(俳優・タレント)、生方ななえ(モデル)


ご当地俳句バトル

1戦目テーマ スカイベリー

1戦目テーマ:「 スカイベリー 」

いちごの生産量が48年連続で日本一を誇る「いちご王国」の栃木県。その栃木県が総力を挙げ17年の歳月をかけた新しいいちごが誕生しました。その名は「スカイベリー」。大きいものは一粒60グラム以上という桁違いの大きさ、酸味と甘みのバランスがとれたおいしさ、美しい形と色つやと、三拍子そろった最高級のいちごです。しかしとても繊細で気温変化や日照条件に敏感。育てるのはまだまだ難しいんです。高根沢町で手間ひまと愛情をかけてスカイベリーを育てる生産農家を訪ね、俳句を作りました。

手にふれる スカイベリーへ ひやさせる(生方ななえ) 冬いちご 初恋薫る 口なごり(ガッツ石松)

2戦目テーマ 毛糸こけ玉

2戦目テーマ:「 毛糸こけ玉 」

「毛糸こけ玉」とは今、インテリアとしても人気急上昇中の観葉植物を使ったアイテム。多肉植物の根の部分を水ごけで覆い、その上に様々な色の毛糸を巻いたかわいらしい一品です。作っているのは高根沢町にある小さなお店の店主・大金久美子さん。動物病院の元看護師の大金さんは、犬や猫などのペットと同じ様に植物たちをかわいがってほしいと、毛糸を巻くことを思いつきました。今や高根沢町の新名所となった大金さんのもとを訪ね、実際に毛糸こけ玉作りを体験しながら、俳句を作りました。

夕日さす 毛糸こけ玉 てのひらに(押野裕) 毛糸こけ玉 巻きて亡きはは たぐり寄す(伏木友子)

3戦目テーマ しもつかれ

3戦目テーマ:「 しもつかれ 」

栃木県民なら誰もが知っている冬の定番料理「しもつかれ」。大根と人参を鬼おろしでざくざくおろし、お正月に残った新巻鮭の頭や節分の大豆を入れ、およそ1日半ぐつぐつ煮込んで作る手間と愛情のこめられた一品です。何一つ無駄にせず栄養も満点!江戸時代の飢饉の時に庶民の知恵として生まれたとも伝えられ、今では学校給食にも出るという栃木のソウルフード「しもつかれ」をステージでご紹介。対戦者のお二人が試食しながら俳句を作りました。
北風を 帰りてすぐに しもつかれ(永山智郎) はつうまや 地元野菜を ざくざくと(小野口朱音)

テレビ句会

若冲の鶏(じゃくちゅうのとり)

今回のテーマ「 若冲の鶏(じゃくちゅうのとり) 」

昨年生誕300年を迎え全国で特別展が開催されて大ブームとなった江戸時代の天才絵師・伊藤若冲(じゃくちゅう)。植物や生き物の姿を見つめ描き続けた孤高の画家が、特に好んで描いたのは自らも飼っていた鶏でした。今年は酉年。今回のテレビ句会のテーマは「若冲の鶏」です。伊藤若冲が描いた「雪中雄鶏図(せっちゅうゆうけいず)」をもとに、両チームの皆さんと主宰の坊城俊樹さんが作った俳句をご紹介します!

わが町自慢俳句

会場で観覧いただいた方が投句した俳句の中から、入選3句と特選1句を発表するコーナー。皆さんの俳句がこちら!

豆たたく やしゅうの空の 明るさに 栃木県宇都宮市  峯田 義子

【句評】小豆を叩く農作業の音や小豆の色、見上げた野州(栃木県のこと)の晴れた空の明るさが入った一句。
スケールの大きさ、美しい色彩、聞こえてくる音が見事に調和した点が高く評価されました。

入選

はつこちに 抱かれいななく 御料駒

【句評】高根沢町にある御料牧場(皇室専用の牧場)の馬の元気な姿と、1月頃の寒いけれど春の気配をかすかに感じさせる風を詠み、新春にふさわしいところが評価されました。

スカイベリー したもとろける ベリーグッド
【句評】地元の小学5年生の句。地元自慢のいちご・スカイベリーと英語の「ベリー(とても)」を掛け合わせ、楽しくのびのびとしているところが評価されました。
新雪の なんたいめがけ 走りけり

【句評】新雪をまとった美しい男体山へ向かってまっすぐ走って行く様が目に浮かぶ俳句。大きな景色の中で生まれた句のさわやかさが評価されました。

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