2017年8月27日(日)放送

愛知県幸田町
主 宰 夏井いつき(俳人・俳句集団「いつき組」組長)
ゲスト 福田彩乃(ものまねタレント)、松田悟志(俳優)

【アシスタント谷尾桜子の一押し!】

今回の収録は、愛知県幸田町でした(^。^)
ゲストは福田彩乃さんと松田悟志さん。
福田さんはモノマネで番組を盛り上げてくださいました。生で見られて嬉しかった!!
松田さんは出演が決まってから俳句について猛勉強されて臨んだそうで、夏井さんからもお褒めの言葉が!

今回の「即吟」のテーマは三河万歳でしたね。
わたくし桜子はとても三河万歳にハマりました。「おやおやおやおや」と大笑いが癖になります。ぜひ注目してみてください(^。^)


ご当地俳句バトル

1戦目テーマ:「サーキット場」

自動車関連産業の工場が多い幸田町。町外れの山の中に地元の車好きが集まるサーキット場がある。カート用の小コースだけでなく、乗用車を走らせることができるコースも備えた本格的なサーキット場で、「車を操る喜びを存分に楽しみたい」という人たちのために2003年に誕生した。平日も地元の奥さん仲間が気楽にカートを楽しんだり、若者が乗用車を持ち込んで走ったりとにぎわう。愛知県でもサーキット場の先駆けとなった幸田町のサーキット場を訪ね、対戦者もカートを体験して俳句を作る。
つゆばれに ごうおんふるや カーレース(松田悟志) ヘアピンに 死ある横G 道やける(福田彩乃)

2戦目テーマ:「三河仏壇」

江戸時代に作り始められ国指定伝統工芸品の三河仏壇は、全国の仏壇の中でも金ピカでハデなのが特徴だ。工程は木地作り、うるし塗り、金具飾りなど「八職」と呼ばれる八つの工程に分かれ、それぞれ専門の職人が分業し細かい技で作り上げる。豪華なだけに価格は高いが、古くなると、ばらばらに解体し洗ってうるしや金箔を塗ってまた組み立て直す、「お洗濯」というリニューアルで大事に使い続けてきた。そこには、田畑や家を守り受け継いできた先祖への感謝の心があると言う。幸田町の仏壇店を訪ね、細かい職人技にも触れて俳句を作る。

ぶつだんを 閉じて開いて 素足の子(丸本美保子) 竹箸で 挟むきんぱく 夏のむろ(平松京師)

3戦目テーマ:「三河万歳」

お正月や結婚式など祝いの席で披露される「三河万歳」。七福神などの演目を歌と鼓、そして滑稽な動作をまじえた舞いで演じ笑いを誘う。かつて徳川家康が「矢除けのまじない」として戦場でも舞われたという三河万歳は、江戸時代に縁起ものとして全国に広まり、その後「福」を運ぶ伝統の芸能となった。国の重要無形民俗文化財にも指定されている幸田町の「三河万歳」を舞台で披露。3分間の「即吟」で俳句を作る。

なつあけの 鼓抱えへる 左腕(野名紅里) 若夏の 幸せ分ける 笑ひかな(渡邉一輝)

個人戦 勝ち抜き俳句バトル

テーマ:「 みそ 」

みそカツ、みそ煮込みうどん、みそ田楽・・・。愛知県のソウルフードを支えるのは八丁味噌など独特の赤みそだ。愛知県だけでなく全国には様々なみそがあり地域の味と暮らしを支えている。
そこで、今回の「勝ち抜き俳句バトル」のテーマは「みそ」。おみそ汁の味や思い出、「話のみそ」「みそっかす」など「みそ」にまつわる言葉など、「みそ」をテーマにした俳句で俳句バトル個人戦を展開。
1位 夏空に友と語りし味噌の色(渡邉一輝) 2位 まだ若き気合の父母と味噌作り(平松京師)
嗚呼 味噌をつけた日 胡瓜ガリガリ噛む

【夏井主宰の一句】


わが町自慢俳句

会場で観覧いただいた方が投句した俳句の中から、入選2句と特選1句を発表するコーナー。皆さんの俳句がこちら!
柿青し 筆の穂 ちさく 打ちそろひ (坂元英征さん)

【句評】幸田町名物の筆柿。その青い小さな実が可愛らしく並んでいるという様子にも読めるし、
また柿が青く実る頃に書き物をする人が筆をそろえて並べているという光景にも読める。
その二通り読めるところが面白い。

入選

耳のある 石亀まつり あじさいじ

【句評】「あじさい寺」として知られる幸田町の本光寺を詠んだ句。
「耳のある石亀」で何だろうと思わせる。その石亀の灰色の向こうに紫陽花が見える。その色彩が美しい。

滝つぼや まさごつかむて こそばゆき

【句評】夏の季語「滝」の光景。「滝つぼや」と詠嘆した後の、掌の「こそばゆき」に実感があった。
触角も俳句の大切な種。滝つぼ、真砂の風景と合わせ、触角の言葉を入れたことで、臨場感のある俳句となった。

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