私の思い出レシピ

2018年5月18日放送

■人生の思い出レシピ: みそおにぎり

埼玉県の加藤和子さん(61)の思い出レシピは、「みそおにぎり」です。

「私の両親は、教員で共働きをしていたので、私たち3人姉弟の面倒は、おばあちゃんが見てくれていました。
「おなかすいたー!」と学校から帰ると、「にぎり飯作ってやろうかー?」と、余っているご飯をおにぎりにして、味噌を塗っておやつがわりに出してくれました。それがとってもおいしかったのです。
あの、しわしわのおばあちゃんの手で握ったみそおにぎり。自分もときどき作るのですが、あの味にはどうしても叶いません」


2018年5月11日放送

■人生の思い出レシピ: ミートローフ

宮城県の鈴木眞知子さん(65)の思い出レシピは、22歳のとき初めて食べた「ミートローフ」です。

「教師を目指していた大学時代、教育実習を終えた私たちを、指導教官がご自宅に招いてくださいました。
そのとき出てきたのが、奥様の手料理のミートローフ。
生まれて初めて食べた白いマッシュポテトに包まれたミートローフはとてもおいしく、ハイカラなお料理に目を輝かせました。
その後、あのミートローフは私の憧れの料理に。チャレンジして自分でも作るようになりました。
先生と奥様の愛情がこめられたミートローフは、40年余りたった今も私にとって忘れられぬ青春の一品です」


2018年4月27日放送

■人生の思い出レシピ: ビビンバ

神戸市のラッダ政美(まさみ)さん(59)の思い出のレシピは、父の「ビビンバ」です。

「私の家の冷蔵庫にはいつもナムルがあり、子どもの頃から父がよくビビンバを作ってくれました。しかし、私はそれが韓国料理だとは知りませんでした。中学生の時、父が韓国人だということを初めて知り、とても驚きました。
父は、留学のため日本にやってきたのですが、お金がなく、食べることにも苦労していたそうです。普段めったに笑わない父でしたが、ビビンバを食べる時だけはうれしそうにしていたことを思い出します。
父は18年前に、86歳で亡くなりました。父と天国で再会したら、ビビンバを食べて韓国語でいろいろ話したいです」


2018年4月20日放送

■人生の思い出レシピ: ちらし寿司

大阪市の福田紀恵子さん(72)の思い出のレシピは「ちらし寿司」です。

「私の母は料理上手で、私にとって自慢の母でした。毎年ひな祭りの時期になると、わが家でホームパーテイーを開くのが楽しみで、この主役が「ちらし寿司」でした。あなごにちりめんじゃこ、とにかく具沢山!すし飯を合わせる時、うちわであおぐのが私の役目でした。試食が始まると、私は「あ~おいしいわ」と言っていました。
昨年、母は94歳で亡くなりましたが、家族みんなで食べたちらし寿司は、一生の思い出です」


2018年4月13日放送

■人生の思い出レシピ: サバカレー

山口県の岩本ひろみさん(69)の思い出レシピは、「サバカレー」です。

「私が生まれ育った小さな農村には店がなく、肉や魚は、バスで30分ほどの街まで出かけないと手に入りませんでした。そのため、缶詰は便利な食べ物。母お手製の我が家のカレーは、味付きのサバの缶詰を煮込んで、カレー粉のみで味付けしたものでした。味付きのサバがいいコクを出して絶品でした。小学生のある日、私は親戚の家で出されたカレーに肉が入っているのを見てビックリ。でもサバのカレーが私にはなによりのごちそうです」


蒸しぎょうざ

2018年4月6日放送

■人生の思い出レシピ: 蒸しぎょうざ

石川県の松田三千代さん(78)の思い出レシピは、幼い頃に中国で食べた「蒸し餃子」 です。

「昭和15年、中国で生まれた私は、幼い頃、近所の中国人のおばさんに面倒を見てもらっていました。彼女は私をとても可愛がってくれ、しょっちゅう蒸し餃子を作っては家に持ってきてくれました。その味に偶然再会したのは、終戦後。日本に引き揚げ、中学校に通っている時でした。近所の栄養専門学校のお姉さんたちが、手作りの蒸し餃子を差し入れしてくれたのです。忘れかけていた懐かしい匂いと味が口いっぱいに広がり、幼い頃の楽しかった思い出がよみがえり、涙が出そうになりました。それ以来、蒸し餃子は、私の人生を彩る大切と味となりました」


とろろふう納豆

2018年3月30日放送

■人生の思い出レシピ: とろろふう納豆

静岡市の前田節子さん(77)の思い出のレシピは「父のとろろふう納豆」です。

「私が子どもの頃、両親は自営業を営んでおり、母が忙しい時は、料理上手な父が夕飯をよく作ってくれました。ある日、頭が痛くて寝ていた私は、父に「とろろ芋が食べたい」と言いました。長芋は時期はずれでありません。困った顔をして台所へ行った父。「これで我慢してくれ」と持ってきてくれたのが、納豆をシャボン玉のように泡立ててとろろのように見立てたもの。父のアイデアに感激でした。
戦後の食糧難の時代に7人の子どもを分け隔てなく育ててくれた両親に、心から感謝しています」


バンサンスー

2018年3月23日放送

■人生の思い出レシピ: バンサンスー

兵庫県の下角純子さん(69)の思い出のレシピは中国料理の「バンサンスー」です。

「3歳上の姉が、高校の調理実習で習ったバンサンスーを、帰宅するや、作り始めました。春雨・キュウリ・ハム・玉子をきれいに飾って、不思議な味の三杯酢がかかっていました。
それから5年後、姉は20歳の時に交通事故で亡くなりました。そして52年が経ち、私は69歳となり、7人の孫達にも恵まれ、楽しい人生を送っております。あちらの世に行けば、きっと姉は「純子、おばあちゃんになったね~私は20歳よ~」って、笑顔で再会できると思います。今度は私がバンサンスーを作って、姉と思い出話をしたいと思います」


穴のないドーナツ

2018年3月9日放送

■人生の思い出レシピ: 穴のないドーナツ

山形市の椙山昭子さん(67)の思い出レシピは、「母の手作り 穴なしドーナツ」です。

「私が住んでいたのは山奥で、お菓子を買うお店もないところでした。そんな中で、母がなんとか工夫して私と姉におやつを作ってくれました。中でも大好物だったのが、まん丸のドーナツ。生地をすくって油に入れるときに出来た角(つの)がありました。20年前、テレビで沖縄のお菓子「サーターアンダギー」を初めて見てびっくり。山形の我が家で作られていたのとそっくりです。 わが子のために作ってくれた丸いドーナツ。97歳の母に、今でも感謝しています」


にしんと大根の麹漬け

2018年3月2日放送

■人生の思い出レシピ: にしんと大根の麹漬け

神奈川県の水谷緑さん(54)の思い出レシピは、母が作ってくれた「ニシンと大根の麹漬け」です。

「実家は福井県。日本海で冬にとれるニシンを母親がさばき、桶に、そのニシンと大根、にんじん、麹と塩を入れ、2週間ほど置いておけば、おいしい漬物に。夕食後、それをお茶うけとして食べながら、母とおしゃべりするのが楽しみでした。
高校2年の冬、麹漬けを食べながら、「好きな人の誕生日に何をプレゼントしたらいい?」と母に相談したところ、「手編みのくつしたがいいんじゃない?」と言われたので、私は母に編み物を教わり完成させました。ところがそのプレゼントは受け取ってもらえなかったという苦い思い出も。 麹漬けは、甘酸っぱい思い出をよみがえらせてくれる大切な母の味です」


鶏がらの甘辛煮

2018年2月9日放送

■人生の思い出レシピ: 鶏がらの甘辛煮

山口県にお住まいの河本美喜子さん(59)の思い出のレシピは、「鶏がらの甘辛煮」です。

「母は、大家族に嫁ぎ、子どもも4人授かり、家計が苦しい中で、なんとか工夫しておかずやお菓子を作って食べさせてくれました。
私たちが大好物だったのは甘辛く煮てくれた鶏がら。お肉屋さんに「スープを作るための鶏がらをください」と嘘までついて買って帰って、コトコトと砂糖と醤油で煮詰めて。少し焦げるくらいが香ばしく、手づかみで鶏がらにしゃぶりつきました。手と口の周りをベトベトにして。
今は母も父も他界し、思い出話しかできませんが、この鶏がらの煮物は、母の苦心と努力と辛抱からの極上の一品です」


アップルパイ

2018年2月2日放送

■人生の思い出レシピ: アップルパイ

静岡市の森田佳与里さん(53)の思い出レシピは、「アップルパイ」です。

「私は両親と4日との兄弟の人家族で育ちました。子どもたちが大好きだったのが母お手製のお菓子。中でもアップルパイは格別でした。
パイ生地から手作りで、香りづけには、父が大事にしまっていたブランデーを惜しみなく使いました。リンゴの甘さとバター・シナモンの香りが口いっぱいに広がり、とても幸せな気持ちになりました。母は現在、77歳。今でもアップルパイを作って友人たちに配っています。いつまでも元気で作り続けてほしいです」



※過去3か月分を掲載しています。
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