私の思い出レシピ

父のハマグリ鍋

2019年2月15日放送

■人生の思い出レシピ: 父のハマグリ鍋

茨城県の塩野雅代さん(55)の思い出レシピは「父のハマグリ鍋」です。

「私が中学生だったある冬の日、母の帰宅が遅く、父が「今夜は鍋だ」と大きな土鍋いっぱいにハマグリと日本酒を入れ、グツグツと煮込み始めました。私が呆気に取られていると「これがうめーんだよ!」とひとこと。そのうちアルコール分も抜け、貝のダシと酒のうま味だけの鍋が完成しました。シンプルだからこそ美味しい、初めてのちょっと大人の味。父の得意げな顔が今も忘れられません。」


茶色弁当

2019年2月8日放送

■人生の思い出レシピ: 茶色弁当

大阪府の河中奈々(43)の思い出のレシピは「茶色弁当」です。

「家庭の事情で私は祖父母の元で育ちました。料理担当だったのは、祖母ではなく祖父。いつも祖父がお弁当を作ってくれました。その中身はというと、かしわの炒め物と根菜の煮物、そして砂糖と醤油で甘辛く味付けした茶色い卵焼き。すべて茶色の茶色弁当。地味な色味で華やかさはないけれど、祖父が朝から一品一品丁寧に作ってくれた茶色弁当が、私にとって大切な思い出のレシピです。」


お好み焼き

2019年2月1日放送

■人生の思い出レシピ: お好み焼き

高松市の白石由美子さんの思い出のレシピは「お好み焼き」です。

「私が小学生の頃、ホットプレートが我が家に仲間入りしました。それ以来、お好み焼きが晩御飯に登場するようになりました。母は、夕食以外にも「珠算の検定試験」や「高校入試」など、大事な試験日の朝には、元気をつけるためでしょうか、ホットプレートで牛肉とキャベツ、山芋がたっぷりのお好み焼きを焼いてくれました。私にとってのここぞという時の「勝ちメシ」はお好み焼きです。」


玄米おこし

2019年1月18日放送

■人生の思い出レシピ: 玄米おこし

福島県の伊藤よし子さん(62)の思い出レシピは「玄米おこし」です。

「農家で忙しくしていた両親に代わり、私達4人兄弟の面倒を見てくれていたのは祖母でした。毎日、祖母がおやつを作ってくれたのですが、その中で一番好きだったのが、玄米を炒って赤砂糖と醤油で味つけをした“おこし”。形はふぞろいで不格好だったけど、甘辛くてとても美味しかったのを覚えています。店で“おこし”を見ると、買って食べてみるのですが、あの味には到底叶いません。今度、孫が来た時、一緒に作ってみたいと思っています。」


りんご

2019年1月11日放送

■人生の思い出レシピ: りんご

千葉県の佐藤陽子さん(68)の思い出レシピは、「りんご」です。

「私が子供の時のクリスマスの出来事です。 朝、目覚めると私たち四姉妹の枕元にピッカピカに磨かれた真っ赤なリンゴが置かれていました。 あまりの美しさに私たちは、しばらく食べることができず、勉強机に飾っていました。 子どもたちが寝静まったイブの夜、両親がストーブの前で手が熱くなるくらい一生懸命磨いてくれたのでしょう。 その後、母が砂糖で煮ておやつとして食べさせてくれました。
両親の愛情たっぷりのまるで宝石のようなリンゴは、 私にとって忘れられないクリマスプレゼントです。」


ねじり棒菓子(ねじりぼうがし)

2019年1月4日放送

■人生の思い出レシピ: ねじり棒菓子(ねじりぼうがし)

山梨市の村松みち子さん(76)の思い出のレシピは「ねじり棒菓子(ねじりぼうがし)」です。

「農家で育った私が小学校・高学年の頃、忙しい母に代わり、父がよく作ってくれたのが、「ねじり棒菓子」でした。小麦粉に、「ヤギのミルク」と「卵」と「お砂糖」を加えて、ねじって油で揚げます。すると、甘い香りが家じゅうに広がりました。雨の日には友達を呼んで、父と一緒に作りました。たくさん作った思い出のレシピです。」


卵かけごはん

2018年12月21日放送

■人生の思い出レシピ: 卵かけごはん

茨城県の早乙女洋子さん(66)の思い出のレシピは「卵かけごはん」です。

「子どもの頃、私の家では鶏を飼っていて、毎朝、鶏の鳴き声で目を覚まし、卵を拾いに行っていました。当時は卵が貴重でした。1個の卵を姉妹で分け合い、しょう油をかけた卵かけごはんが、最高においしかったのです。今は、孫たちと卵かけご飯の朝食を食べ、元気な「おかわり!」の声で、賑やかに1日がスタートします。」


父のポトフ

2018年12月14日放送

■人生の思い出レシピ: 父のポトフ

静岡県の金子千夏さん(20代)の思い出レシピは、父のポトフです。

私の父は食堂を営んでいて、自慢料理は、大きな鍋で作る、具沢山のポトフでした。そんな父は、私が二十歳の頃に自ら命を絶ちました。亡くなった日、台所に大きな鍋いっぱいに作ったポトフを残してくれていました。父に対し、自分勝手だと思う怒りと底知れない悲しみで胸が裂けそうでしたが、父が最後まで家族のことを思ってくれていたことが伝わってきました。これが、生涯忘れられない父の味です。」


カルメ焼き

2018年12月7日放送

■人生の思い出レシピ: カルメ焼き

愛知県の前田 澄さん(85)の思い出レシピは「母と作ったカルメ焼き」です。

「昭和21年、私が高等女学校1年生のとき、母が配給で、お米の代わりに茶色い砂糖をバケツ一杯にもらってきました。さっそく母はその砂糖を大きな玉じゃくしに入れて七輪にかけ、プク~っと膨らませて「カルメ焼き」を作ってくれました。甘いお菓子が手に入らない時代だったので私は大喜びでお腹いっぱいになるまで食べました。母と一緒に上手に焼けたときの喜びは今でも忘れられません。」


みそピーナッツ

2018年11月30日放送

■人生の思い出レシピ: みそピーナッツ

神戸市の塚本美津子(64)の思い出のレシピは「みそピーナッツ」です。

「私が小学生の頃、まだ学校給食が始まらない3年生ごろまでは、お昼は母の手作り弁当でした。そこに必ず入っていたのが、みそピーナッツです。生の落花生を油で炒めて、味みそと砂糖を入れて甘くからめたもの。私はそれが大好きで、お弁当の時間が待ち遠しかったのです。優しかった母の姿とともに、その味は今でも大切な思い出の味です。」



※過去3か月分を掲載しています。
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