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初回放送日: 2024年3月10日
シリーズ第2回は、理論物理学者・佐治晴夫さんが登場します。数学、物理学、天文学、宇宙論を半世紀以上研究してきた佐治さんによると、人間は宇宙の産物であり、宇宙の進化によって形成された存在物であるといいます。また、未来を想像して予測できる能力、「考える」力こそが人間の持つ最大の特徴であると解説します。「メメントモリ」(死を想え)などを引用しながら命について、また今を生きることの意味について語ります。
第4回は歌人・馬場あき子さんが登場します。馬場さんは、たとえ戦争などによって国が滅ぶようなことがあっても、歌や芸能によって「言葉」が守られてさえいれば、人々の「いのち」は失われないと多くの歌を詠んでこられました。特に「いのち」を詠み込んだ歌は、今も人々の心に感動をよび、生きるための力を伝えています。今回は、作品「時々いのちのことを思った歌」を紹介しながら、ご自身の戦争や看取り体験について語ります。
この番組では、時事的なニュース及び科学・医療分野などで話題になっているタイムリーなテーマを随時選び、1回の放送につき60分にわたりその道の第一人者にじっくりとお話を伺っていきます。