出演者紹介

④画像左寄せ

案内役:六華亭遊花

いつも「民謡をどうぞ」をお聞きいただきありがとうございます。
番組冒頭のご挨拶、「民謡はいかがでしょうか」という語りは、放送当初から変わっていないコメントなんですよ。ずっと変わらないというのも、いいところだと思います。
番組の収録は、台本に忠実に、25分間通しで行います。編集なし、一発録りですので、間違いは許されません。一字一句読み間違いのないよう、そして時間ピッタリおさまるよう、ストップウォッチとにらみあいながら、毎回緊張して望んでいます。案内役になった当初は、ただ必死で台本を読んでいましたが、今は、好きな民謡もできて、緊張しながらも楽しんでいます。
私は岩手出身ですが、「南部牛追い唄」や「外山節」は、自分の心になじむ感覚があります。歌詞を読むと、その土地の風景も浮かんできます。
知れば知るほどに、味わい深くなる、そういうところも民謡の魅力です。

そんな民謡の魅力を再発見したのは、東日本大震災でした。
私は落語家ですので、被災された方を元気づけようと仲間と一緒に各地を訪問しました。そこで、「民謡を歌ってほしい」と言われる機会が多くありました。三味線と手拍子で、みんなで歌うと、なんとも和んだ雰囲気になります。年をとっても一緒に歌える歌、大人も子どももみんなが知っている歌、民謡はすごいなぁと実感しました。
誰の歌、ということではなく「みんなの歌」として脈々と歌い継がれているのが民謡のすごいところです。みなさんも、好きな民謡や思い出の民謡について、ぜひ番組にリクエストをお寄せください。お待ちしています。


六華亭遊花(ろくかてい ゆうか)
落語家
岩手県遠野市出身。宮城県名取市在住。
平成3年から「民謡をどうぞ」の案内役を担当。
平成9年、東北弁で落語を語る「東方落語」に入門。
平成24年、三遊亭遊三に入門し、「六華亭遊花」となる。
東北を中心に、全国各地で東北弁の落語を公演。


④画像左寄せ

構成作家:久保田豊

昔から生活の中で歌い継がれてきたのが民謡です。時を超え、世代を超え、みんなが口ずさんで楽しめる、それが民謡の良さだと思っています。

東北の民謡は、土のにおいがして、声をあげて歌うと空に溶け込んでしまうようなところがよさだと思います。
山形の「花笠音頭」や、盛岡の「さんさ踊り」など、その季節が来れば、みんな楽しんで聴いています。
ほかにも、お座敷民謡、例えば「大漁唄い込み」や「新庄節」など、宴会で手拍子して歌いたくなる楽しい雰囲気のものもたくさんあります。
祖先の気持ちが歌の中に入っているので、今も自然に歌われ続けているのだと思います。

実は東日本大震災のあと、民謡を番組で流すことをためらっていた時期がありました。
避難せざるをえない方が大勢いらっしゃる中、ふるさとの良さを歌った曲を流すのに戸惑いがあったからです。
しかし、福島の方が避難先で民謡大会を開催したというニュースを見て、「みんな民謡が好きなんだなぁ」と考え直しました。
民謡を歌うのは、ふるさとを愛している一つの証でもあるのだと思います。


久保田 豊(くぼた ゆたか)
NHK OB・民謡家
宮城県仙台市出身。山形県鶴岡市在住。
昭和34年NHK入局。「民謡をたずねて」「民謡をあなたに」など、数々の民謡番組のディレクターを担当。
NHK退職後、平成7年から「民謡をどうぞ」の構成作家を務めている。
Page Top