第5回は「宝石になる鉱物」について、成分や色の違いなどから考えます。ダイヤモンドは無色の宝石として見られがちですが、生成過程の違いからピンクや青色になったりもします。ルビーは赤色でサファイアは青色ですが、鉱物名はコランダムで同じだといいます。国立科学博物館地学研究部研究主幹・門馬綱一さんが、イギリス王室の王冠につけられた宝石がルビーではなく、スピネルだったことなど興味深いエピソードを解説します。
第4回は「鉱物の色」と題して、顔料や岩絵具に使われる発色する鉱物を取り上げます。鉱物には「自色」という主成分の色が見えているタイプと、微量に含まれる副成分によって色づいて見える「他色」というタイプがあります。例えば、孔雀石(くじゃくいし)は主成分の銅が緑色を出しています。国立科学博物館地学研究部研究主幹・門馬綱一さんが多色性や変色する鉱物など、さまざまな鉱物の性質と色との関係性について解説します。
この番組では、地球温暖化、大地震の起こるメカニズム、宇宙開発、IPS細胞など一見わかりにくい科学や環境の話題をその道の第一人者が新鮮な切り口でわかりやすく解説していきます。
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