第8回は「名前の話」と題して、新発見した鉱物の名前の付け方について紹介します。鉱物名の決定には申請と許可が必要で、発見者の名前はつけられません。また国名や権力者の名は禁止されているなど、厳密なルールが存在します。かつては「ブラジル石」など、国名が使用されるケースもありましたが政治に利用されることを避ける意味もあって、現在は使えません。国立科学博物館地学研究部研究主幹・門馬綱一さんが解説します。
第7回は国立科学博物館地学研究部研究主幹の門馬綱一さんが、「新種の研究の話」や「鉱物の化石」と呼ばれる「仮晶(かしょう)」について解説します。鉱物の新種については、明確なデータによる審査のルールができていますが、岩石の新種については、そこまでの厳密なルールはないといいます。新種の発見かどうかを審議する国際鉱物学連合の存在や、そこでどのようにして決められていくのかなど具体例やエピソードを語ります。
この番組では、地球温暖化、大地震の起こるメカニズム、宇宙開発、IPS細胞など一見わかりにくい科学や環境の話題をその道の第一人者が新鮮な切り口でわかりやすく解説していきます。
毎週金曜 午後8時30分
毎週金曜 午前10時