難解と思われがちな“現代音楽”。でも扉を開けば、想像を超える面白さ、本能を揺さぶられる 何かが発見できるはず。作曲家・西村朗さんと未知の世界を冒険して下さい。

らじる★らじる NHKネットラジオ
「現代の音楽」は、作曲家・西村朗さんの分かりやすい解説で現代音楽の魅力を紹介しています。

6月2日は特別企画!NHKによる若手日本人作曲家への新作委嘱企画の第2弾です。今回はドイツを拠点に活躍する稲森安太己(いなもり・やすたき)への委嘱によって誕生した新曲を番組で紹介します。稲森氏は1978年東京生まれ。日本音楽コンクール第1位、東京佼成ウインドオーケストラ作曲コンクール第3位、2011年ベルント・アロイス・ツィンマーマン奨学金賞などの経歴があります。今回の委嘱で誕生した作品は『Sinister Thoughts for large ensemble(思惑~大アンサンブルのための)』。室内オーケストラでの演奏を想定して書かれた30分を超える大作です。番組では稲森氏本人をゲストとして迎え、この作品に込めた思いを語っていただくとともに、放送による世界初演をお送りします。

6月9日は「シリーズ・21世紀の様相」。東京シンフォニエッタのスタジオ録音による貴重な演奏を紹介します。1曲目はメキシコ出身の女性作曲家、マリソル・ヒメネスの「XLIII MEMORIAM VIVERE(XLIII 生きている記憶)」。2018年、第39回入野賞を受賞した作品で、これが放送による日本初演となります。もうひとつの作品は、新実徳英の「室内協奏曲第1番“アクア”」。東京シンフォニエッタの委嘱で書かれ、2009年に一部が演奏されていますが、全曲初演は今回が初となります。

6月16日と23日の放送は、N響による現代音楽の祭典「ミュージック・トゥモロー2019」。今回はN響初共演となるジュゼップ・ポンスを指揮者に迎えての公演です。プログラム前半は、国際的に活躍する2人の日本人作曲家による作品。N響委嘱作品で世界初演となる薮田翔一作曲「祈りの歌」、第67回尾高賞受賞作の藤倉大作曲「Glorious Clouds for Orchestra」。後半は指揮者ポンスが選んだこだわりのプログラム2曲。N響が初めて作品を取り上げる作曲家、ベンジャミンの「冬の心」、ポンスが世界初演を指揮したカサブランカス作曲「いにしえの響き」。この公演の模様を2回にわたってお送りします。

6月30日は、日本人作曲家(物故者)にスポットを当て、その作品や功績を振り返る「日本の秀作」シリーズ。今回は2018年9月16日に没した作曲家、松下功(まつした・いさお)を紹介します。親交の深かった西村朗氏によって知られざるエピソードや作品の魅力が語られます。
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