【事件の陰に隠れた「涙」とは・・・当事者たちの人間ドラマ】
【事件の陰に隠れた「涙」とは…当事者たちの人間ドラマ】
電通の新入社員だった髙橋まつりさんの過労自殺から8年。母親のもとには、仕事で追いつめられた若者からのSOSが連日のように届く。働き方改革の影で続く、苦闘の記録。 「東京の夜景は、私たちの残業でできている」。大手広告会社・電通の新入社員だった髙橋まつりさんが生前つぶやいていた言葉を、母・幸美さんは心に留め続けてきた。手元には仕事で追いつめられた若者からの悲痛なSOSが今も届く。働き方改革の影で、後を絶たない過労死の危機。幸美さんは8年前のある後悔を胸に、娘にかけられなかった言葉を伝え続けている。自らも命の危機に直面しながら、苦闘を続ける母親の知られざる日々。