メロウな徒然草

第354回 2019年9月16日放送分

いつもご清聴ありがとうございます。

今夜は、前半はレギュラープログラム「メロウな風まかせ」、後半は「今なら間に合うスタンダード」の再開第2回目(通算第27曲目)でした。
先週の本コラムで「80年代に世に放たれてから、今なお世界中で愛されているUK R&Bの伝説的な1曲」「女性シンガーではありません」と思わせぶりな「ヒント」を出しました。実質的にはクイズでしたね。
お聴きの通り、正解はジュニア(Junior Giscombe)の”Mama Used To Say”でした。
当たった方はいらっしゃいますか?

ジュニアは、デビュー前はリンクス(Linx)というファンクバンドでコーラスを担当していました。
彼の周辺はいつも音楽的話題に事欠きません。
リンクスでリードボーカルをとっていたのは、デイヴィッド・グラント(David Grant)。彼もまた、後にソロで成功をおさめるシンガーです。
デイヴィッド・グラントは、一時はイギリス国内でアイドル的な人気を博しました。同じくUKの歌姫ジャッキー・グラハムとデュエットでカバーしたスピナーズの名曲“Could It Be I’m Falling In Love”(オリジナルはトム・ベル制作!)は全英5位の大ヒットを記録していますし、メロ夜でもご紹介済みですね。

そうそう、ジュニアの甥っ子にリチャード・ブラックウッド(Richard Blackwood)という人気者の俳優/タレント/ラッパーがいます。
おじのジュニアの“Mama Used To Say”のフックを大胆に引用したラップナンバー“Mama Who Da Man”は、2000年になんと全英3位まで上り詰めました。
時間の都合上、今夜はオンエアを断念したのですが、ご興味のある方はどうぞ。肩の凝らない良質なヒップホップチューンですよ。

番組本編の最後には、リリース間近のCHEMISTRYのニューアルバム『CHEMISTRY』から、新曲“数えきれない夜をくぐって”を初めてご紹介しました。いわゆる「宇宙初オンエア」でございます!
作曲者でもある川口大輔さんのあたたかい音色のサウンドメイキングは、ロバータ・フラックの70年代作品を思わせます。
そのトラックに調和するCHEMISTRYのふたりの歌声も、どこまでもあたたかい。
来週9月23日、さらにその翌週9月30日の放送には、CHEMISTRYの川畑さんと堂珍さんがそろって登場します。
みなさんからのお便り、まだまだお待ちしていますよ。

以上、私がいちばん好きなジュニアの曲は1985年の”Oh Louise”、松尾潔でした。


第353回 2019年9月9日放送分

いつもご清聴ありがとうございます。
今夜はレギュラープログラム「メロウな風まかせ」をお届けしました。
UK SOUL DIVAS、つまりイギリスの女性R&Bシンガーに特化した選曲でした。
最後の最後までお楽しみいただけましたか。
ヒル・ストリート・ソウルには秋色の情感がありますよね。

そして、CHEMISTRYの新曲“Get Together Again”も初めてお届けしました。
tofubeatsさんがトラックを提供してくれたこの曲は、ゴキゲンなブギー。
リリースを目前に控えた新作アルバム『CHEMISTRY』のオープニングナンバーであり、CHEMISTRYのふたり(川畑要さん、堂珍嘉邦さん)が作詞者に名を連ねてもいるという、話題性の高い1曲です。
再来週9月23日、さらにその翌週9月30日の放送には、川畑さんと堂珍さんがそろって登場します。みなさんからのお便りをお待ちしております。

来週9月16日は、先週復活したばかりの「今なら間に合うスタンダード」の再開第2回目(通算第27曲目)をお届けします。
取りあげるのは、80年代に世に放たれてから、今なお世界中で愛されているUK R&Bの伝説的な1曲です。ちなみに、女性シンガーではありませんよ。

以上、オンエアが2回しかなかった先月とは一転、9月は5回も……そのことをしみじみと嬉しく思います、松尾潔でした。


第352回 2019年9月2日放送分

いつもご清聴ありがとうございます。

今夜はレギュラープログラム「メロウな風まかせ」をお届けしました。
番組後半では、かつての人気コーナー「今なら間に合うスタンダード」が、2017年3月以来の復活を遂げました。
記念すべき再開第1回目(通算第26曲目)は、1972年のスタイリスティックスの世界的ヒット“Betcha By Golly, Wow”を取りあげ、そこから派生するストーリーや関連曲をご紹介しました。
トム・ベルの作りだすロマンティックな音世界、お楽しみいただけましたか。
名作詞家リンダ・クリードの描く「ロマンスが過ぎる」歌詞も素敵でしたね。

ちなみに、以前に本コーナーで取りあげた25曲は以下のラインナップでした。

1. What’s Going On / Marvin Gaye
2. If Only For One Night / Luther Vandross
3. Until You Come Back To Me / Aretha Franklin
4. You’ve Got A Friend / Carole King
5. Just The Two Of Us / Grover Washington Jr. feat. Bill Withers
6. Georgy Porgy / Toto feat. Cheryl Lynn
7. All I Do Is Think Of You / Jackson 5
8. Can’t Hide Love / Earth, Wind & Fire
9. Free / Deniece Williams
10. I Like It / DeBarge
11. Between The Sheets / The Isley Brothers
12. Feel The Fire / Peabo Bryson
13. Why Can’t We Live Together / Timmy Thomas
14. This Christmas / Donny Hathaway
15. The Lady In My Life / Michael Jackson
16. What You Won't Do For Love / Bobby Caldwell
17. Make It Last Forever / Keith Sweat with Jacci McGhee
18. Who Do You Love / Bernard Wright
19. Lovely Day / Bill Withers
20. Could It Be I’m Falling In Love / The Spinners
21. Piece Of My Love / Guy
22. The Closer I Get To You / Roberta Flack with Donny Hathaway
23. Now That We Found Love / The O'Jays
24. Back To Life / Soul II Soul
25. If You Think You're Lonely Now / Bobby Womack

いわゆるレコードガイドブック等で見られるようなセレクションとは趣が違う、いわば極私的なタイムレス・メロウ・クラシックスです。
私自身にとってもたいへん愛着のあるコーナーなので、再開編もどうぞお楽しみください。

ところで、番組内でもお伝えしたように、9月23日の放送には、私が16年ぶりに全曲プロデュースを手がけた新作アルバムのリリースを目前に控えたCHEMISTRYのお二人を、ゲストにお迎えします。
昨年7月以来のご登場です。こちらもどうかお楽しみに。

以上、来週はそのアルバムからブギーな新曲を初オンエアしちゃいますよ、松尾潔でした。


※過去3回分を掲載しています。
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