メロウな徒然草

第267回 2017年9月18日放送分

いつもご清聴ありがとうございます。
今週はレギュラー・プログラム「メロウな風まかせ」をお届けしました。

冒頭でご紹介したカール・ウルフ版“Ti Amo”はいかがでしたか?
カール・ウルフ。人呼んで「ドバイの狼」。
あ、娘じゃないですよ。狼ですからね。念のため。マッチョなハンサムです。

番組前半ではいかにも秋らしい男女デュエットを並べてみました。
ウィル・ダウニングとエイヴリー・サンシャインは、思わず「こういう手があったか」と膝を打ってしまう素敵な組み合わせ。
このケミストリーこそが男女デュエットの妙味にして秋の味。
とか言いながら一年中愛でてるわけですけど。おわかりですよね、ご同輩。

そして番組後半でお届けした“I'll Keep My Light In My Window”。
この曲、ネットフリックスのオリジナルドラマ『ゲットダウン』でもリメイクされていますね。
ヒップホップ黎明期を描いたあのドラマは1977年を舞台にしていますから、この選曲は時代考証的にもバッチリでございます。
NYCC、マーヴィン・ゲイ&ダイアナ・ロス、テンプテーションズ以外で私がオススメしたいのは、ゴスペル女王シャーリー・シーザーのバージョン。
荒ぶる歌の魂が気づけば聖なる領域にたどり着いた、そんな風情がたまりません。
洗練を目指すだけが大人の音楽ではないことを教えてくれます。
……うーん、こうして書き進めていくうちに、久々に「今なら間に合うスタンダード」コーナーをやりたくなってきましたね〜。

さて、今月のメロ夜はこれでおしまい。次回の放送は10月4日です。
いよいよ今年2017年も最終クォーターに突入です。
数えてみると、年内の放送予定も残すところわずか10回ほど。
マイクに向かうことのできるありがたさ、番組を通してリスナーのみなさんとつながることの幸せをしっかりと噛みしめながら、1回1回を大切にお届けしたいと思っております。
どうか変わらぬご愛顧をよろしくお願いします!

以上、高2の文化祭で監督したビデオ映画の挿入歌としてクール&ザ・ギャング“Joanna”を使った過去アリ、松尾潔でした。


第266回 2017年9月11日放送分

いつもご清聴ありがとうございます。
今週はレギュラー・プログラム「メロウな風まかせ」をお届けしました。

番組はCHEMISTRYの新曲“Windy”でスタートしました。
この秋にリリースが決まった、彼らの6年ぶりのシングルの表題曲です。
私はいま彼らの来年リリース予定のアルバムのプロデュースをしています。
CHEMISTRY×松尾潔のアルバムとしては、2003年度の年間セールス第1位を記録した『Second to None』以来、なんと15年ぶりの作品です。

この15年でいろんなことがあったなあ、そうしみじみ感じます。
メロ夜リスナーのみなさんだって、きっとそうでしょう?
でも、意外と変わらなかったこともあるだろうし、さほど変わっていない自分もいるもの。
そういう部分を丁寧に拾い集めて、いまの時代に適応したフォルムで再構築できればと。
まあ私たちも楽しみながらその作業をやっていますよ。どうかご期待ください。

さてウォルター・ベッカー。残念でした。享年は67だそうです。
私は10年前に一度だけスティーリー・ダンのライブを観たことがあります。
拙ツイッターでもつぶやいたんですが、ご尊顔を拝したのはそれ一度きりですね。
そうか、リビングレジェンド扱いしていたけれど、あのとき彼は57歳だったのか。
まだ意外と若かったんだなあ……今になって感慨にふけっております。

そんな折も折、相棒ドナルド・フェイゲンが今月下旬に来日しますね。
公演が予定されているのは横浜、名古屋、大阪とかぎられていますが、もしご都合があう方は足を運ばれてはいかがでしょうか。
音楽の永遠性ということについて、これほど考えさせてくれる人たちもいませんよ。

さて、早いもので来週は今月最後のメロ夜です。
この季節にぴったりの男女デュエットをいくつかご紹介したいと思っています。
どうかお楽しみに。

以上、クリス・ブラウンの新曲“Questions”は驚きの短尺2分9秒!!、松尾潔でした。


第265回 2017年9月4日放送分

9月に入りました!
みなさんがお住まいのエリアにもう秋はやってきましたか。
いやいや、こちらはまだ暑いよー、という方もいらっしゃることでしょうね。
でも、いざ秋になってしまうと、そんな夏の記憶さえどこか恋しく思う瞬間が訪れるもの。
メロウはいつも過去形、ですからね。

さて、今年初めてのリクエスト特集はいかがでしたか。
たくさんのメールをいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
昨年末に一度だけ『リクエスト&ホリデーソング』と題してリクエストのミニ特集をやったのですが、番組全編を使ってのリクエスト特集は、じつに昨年9月5日以来のこと。
つまり丸1年ぶりのお祭りでした。

お祭りの時期の設定は、いつだってラジオ番組の発信者にとって側の悩みの種です。
まあこれって番組にかぎりませんよね。
お寺や神社や学校なんてところは年中行事が決まってますが、その昔はお坊さんだって、宮司さんだって、先生だって、みんなみんなきっと悩んだはず。
それはそれは相当な時間をかけて行事の時期が決まっていったのだと察します。

盆踊りは夏にやるもの。
運動会は秋にやるもの。
クリスマスは冬。あ、北半球ではね。
で、パンまつりは春。

で、こういうふうに、一年に一回って決めちゃったんでしょうなぁ。
たまにやるから祭りなんです、ケがあるからハレがあるんです、と。

あ、でも神社には春先に祈年祭があるように、11月には新嘗祭があるんだっけなあ。
もちろんお正月は初詣がありますしね。
ふむふむ。メロ夜にとってのゲスト放送であり、ホリデーソング特集であるってことか。

……というわけで、今回の徒然草は妄連想気味にお届けしました。
リクエスト特集の時っていつもこんな気分になっちゃうものですね。

私とおなじ苗字の松尾創さんのリクエストに応えるくだりで出てきた、ボビー・ウーマックの1986年のアルバム『Womagic』のUS盤カセットテープの写真を添えておきます。
お酒も車も音楽も、30年寝かせりゃ立派なビンテージです!

以上、名盤はあなたの記憶でつくるもの、松尾潔でした。


※過去3回分を掲載しています。
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